仮想通貨も株も大暴落!その理由を大胆予測してみた。

仮想通貨の暴落が止まりません。年始から、下げてくる展開が続いていましたが、ここにきて下げ幅が拡大しています。

ビットコインは最高値の200万円超から一時は60万円代に、リップルにいたっては330円から75円へと、なんと75%以上価値が下落しています。もちろんNEMも、210円から現在40円を割り込む水準へと、80%以上下落しています。一時は90兆円あった仮想通貨全体の時価総額も、現在は30兆円程度まで、1/3へと価値を下げてしまいました。

(ビットコインのチャート、出典:bitFlyer)

また、興味深いことに、今回は、アメリカの株式も、日本の株式も、いちように下げています。

アメリカでは、ダウ30種が、1500ドル下落と、過去最大の値下がりを見せました。日経平均株価も、1000円以上下げるなど、近年まれに見る下げ方を記録しています。

今回は、仮想通貨がここまで下げた背景と、今後について、解説したいと思います。

今回の仮想通貨の下げは、各国の規制強化から始まっている

まず、今回の仮想通貨の下げは、どこから続いているのでしょうか。主な要因は2つあります。1つは、コインチェックの騒動とする、取引所不安によるものです。日本でも最も取引量が多かった取引所から、資産が盗まれた、というのは、ショックの引き金になっています。

また、同時に、アメリカでは、テザーと呼ばれる仮想通貨が、信用不安を引き起こしています。

テザーという仮想通貨は、米ドルの価格に連動しており、米ドルで保証されている仮想通貨として、売買が行われていました。しかし、発行元に、担保するだけのドルがない、という可能性が指摘されており、コインチェック同様、同社および同仮想通貨に対する信用不安が広がっているのです。

これを契機に、他の仮想通貨も売られています。こういった事件が、仮想通貨全体を押し下げているのは間違いないでしょう。

もう1つ大きな理由としてあげられるのは、各国で規制が強まりつつある、ということです。

たとえば、中国では、2017年から、マイニングの規制強化が始まっています。これが改めて2018年に報道されたことで、仮想通貨は売られました。

同様に、2018年1月に韓国で、仮想通貨の規制に関するニュースが流れたり、インドでも規制が始まるというニュースが流れました。一部のニュースに関しては、真偽が疑わしいものもありますが、バッドニュースが流れると、人は売りに走る傾向があります。

また、アメリカでは、Facebook社がICOの広告を規制したり、クレジットカードによる仮想通貨による購入を禁止したりと、実際に市場が冷え込むようなアクションもとられており、こういった要素も売りにつながっているものと推測されます。

現代の相場は、下げが下げを呼ぶ相場

ただし、今回、ここまで大きく下げているのは、これだけではありません。現代ならではの要因で、下がっている側面もあります。

1つ目は、取引の機械化、自動化です。大口の投資家たちは、市場が一定の方向に動けば、それに追随する形で動くようなアルゴリズムを組んでいることがあります。

こういった場合、ある程度市場が冷え込んでくると、自動的に売り注文を出すようなアルゴリズムです。実際に、株式市場においても、過去に比べて、下落相場時は機械的に売りが続くことで、マイナス幅が大きくなる、という事業が起こりつつあります。

より値幅が大きく、テクノロジーの発達している仮想通貨界だからこそ、売りに反応して、さらに売りが増える、という構造になっている可能性もあります。

また、仮想通貨と株式は、全く異なる商品に見えて、同じような動きをする可能性もあります。

以前もお話したように、仮想通貨が盛り上がっていたのは、世界的な金余りが起きる中で、仮想通貨にも資金が流れ込んでいるから、という話をしたことがあります。世界の大きな流れの中で、複数の投資商品が同じような動きを見せる例というのは、他にも多くあるでしょう。

今回は、仮想通貨で一旦損失を出した投資家が、その損失を補填するために、株式を売って利益を確定させた、というケースかもしれません。また、逆もあり、株式の売却で利益を確定させた投資家が、仮想通貨の損切りをしたケースかもしれません。

あるいは両方の資金が債券に流れた可能性も否定できません。いずれにせよ、株式の減速と、仮想通貨の減速が、相互に作用しあい、マイナスがマイナスを呼んだことは、否定できないでしょう。

仮想通貨も株も暴落!その背景を大胆予測してみた。 まとめ

現在、仮想通貨は、ビットコインをはじめ多くの通貨が売られており、市場規模は1ヵ月と少しで1/3まで下落しました。現在、本格的な調整局面に入ったと言われています。

この背景として考えられるのは2点です。1つは、コインチェック社などに見られる取引所の信用不安です。

アメリカではテザーと呼ばれる仮想通貨が、仮想通貨全体の信用不安を引き起こしました。これが、現在の下げ局面の一員になっていることは間違いありません。また、各国の仮想通貨規制の報道も大きく影響しているでしょう。

もう1つは、現在のテクノロジーの発達による、取引の自動化の弊害です。現在、取引の多くはアルゴリズムで自動的に行われます。一定の損失を出せば、損切りをするようなアルゴリズムが組まれている場合は、売りがさらに売りを呼ぶような形になってしまいます。また、株の下げが、仮想通貨の下げに影響し、仮想通貨の下げが、株の下げに影響するような側面もあるでしょう。

現在の投資においては、売りは売りを呼びやすくなっており、こういった形で連鎖的に、あらゆる商品が同時に上下するケースというのは、決して少なくありません。

こういった様々な要素が絡みあい、仮想通貨は現在の価格になっています。状況によっては、これからさらに一段階下がるかもしれません。しばらくは、ちゃんと相場を注視していきたいですね。

次回はこちら⇒仮想通貨はいつまで下落するのか?下落トレンド突入の理由

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