イーサリアムの何がすごいのか?将来性に期待できる理由について

前回の記事では、時価総額2番目の通貨、イーサリアムについて、由来や特徴を中心に解説しました。

イーサリアムは、2013年にロシア人のヴィタリック・ブリテン氏によって開発された仮想通貨であり、ビットコイン同様、分散型のネットワークを使用する仮想通貨です。

ビットコインと最も大きく異なる特徴として、スマートコントラクトの機能を有しているという点です。ビットコインが記録できるが取引している時点だけの情報であるのに対し、イーサリアムは将来の予約も記録できるのです。

このスマートコントラクトが、大きな注目を浴びています。その他、発行量が決まっていないということも特徴の1つでしょう。

前回の記事⇒イーサリアムの特徴と今後について考える

今回は、そんなイーサリアムが、「なぜ」注目を浴びているかについて、解説していきましょう。

イーサリアムは、ビットコインの弱点をカバーしている

ここで、ビットコインについて目を向けましょう。ビットコインとは、ブロックチェーン技術を用いた通貨になります。逆にいうと、ビットコインは、通貨としての手段しか持ちえないわけです。

イーサリアムが開発されたのは2013年、ビットコインが開発されたのは2008年で、その間には5年もの開きがあります。この5年の間に考え出されたことは、「ブロックチェーン技術を通貨以外にも応用できないか」ということです。イーサリアムも、もともとはネットワークのことを指しています。

イーサリアムの特徴である、「スマートコントラクト」をもう少し深堀してみましょう。イーサリアムにおけるスマートコントラクトは、もともと、目的に合わせてブロックチェーン技術をカスタマイズすることができる、という機能でした。

イーサリアムを使えば、仮想通貨のみならず、金や石油、株、現実通貨(ドルや円など)の取引も記録することができるのです。さらには、不動産契約や企業間の契約など、あらゆる契約が記録することができるのです。極端な話をすれば、イーサリアムのネットワークを使えば、新しい仮想通貨を作ることだって可能なのです。

この拡張の広さが、企業に注目されているのです。現代のビジネスは、複雑な契約によって支えられています。契約というのは、あるものごとが起こった際に、何かを実行するということです。それが、スマートコントラクトに置き換わることで、多大なるオペレーションコストの削減が期待されるのです。これが、イーサリアムが注目される最も大きな理由でしょう。

また、イーサリアムの特徴からして、実は、ビットコインとイーサリアムは共存可能なのです。それぞれの特徴を生かすことで、より優れたビジネス体験や決済体験を生み出すことができるかもしれません。もちろんリップルとイーサリアムも共存可能です。他の仮想通貨と親和性が高いということも、イーサリアムが注目されている理由になります。

知っておきたい、イーサリアム企業連合とは?

イーサリアムのこの特徴に目をつけた企業が集まり、2017年にイーサリアム企業連合(EEA)というものを作りました。これは、イーサリアムに投資する上で、ぜひ知っておきたいですね。

リップルが各社との提携を目指すのとは異なり、イーサリアムは分散型のネットワークであるため、企業連動という形になったのでしょう。様々な企業が連合に参加しています。

世界的な金融機関であるJPモルガンやUBS、そして、テクノロジー企業の代表格であるマイクロソフトやインテル、世界最大級のコンサルティングファームであるアクセンチュアもイーサリアム企業連合に加入しています。

日本では、三菱UFJフィナンシャルグループやトヨタ自動車など、日本を代表する企業がイーサリアム企業連合に加入しています。当初は30社程度だった会社数も、今では150社まで拡大しています。

2018年に入り、初代執行取締役にエアフューエルアライアンス社の元代表取締役兼会長のロン・レズニック氏が任命され、ダボス会議でイベントを行うなど、イーサリアム企業連合は存在感を増しています。この企業連合の後押しが、イーサリアムの価値を高めているといっても過言ではないでしょう。

ロシア政府もイーサリアムを後押し?

また、2017年には、ロシア政府もイーサリアムを認めています。ロシアは比較的仮想通貨の発展を後押ししている国ではありますが、そのロシアから生まれたイーサリアムが自国で認められたのです。これも、イーサリアムが注目されている理由の1つでしょう。

イーサリアムの何がすごいのか?将来性に期待できる理由について まとめ

イーサリアムが注目され、2位の時価総額となっている最も大きな要因は、スマートコントラクトに代表されるそのシステムです。もともと、通貨以外にブロックチェーン技術を応用する、という目的で開発されたネットワークであるため、拡張性が高く、また、他の仮想通貨との親和性も高いことから、イーサリアムの価値を後押ししています。

そうしたイーサリアムの価値に目をつけたのが、イーサリアム企業連合です。マイクロソフトやJPモルガンなど、150社以上の名だたる企業が連合に名を連ねています。日本からはトヨタ自動車もイーサリアム企業連合に入っています。

また、自国のロシア通貨もイーサリアムについて後押しをしているのも注目すべき点でしょう。

次回は、イーサリアムのハードフォークについて検証していきたいと思います。

イーサリアムのハードフォークを徹底解説

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