イーサリアムの特徴と今後について考える

今更聞けない仮想通貨シリーズとして、まずは「リップル」について紹介しました。リップルは、金融機関のハブになっている通貨であるため、私個人としても非常に注目している通貨です。

参考:なぜリップルが注目されているのか?誕生の由来とその仕組みについて

その次に注目度が高い通貨といえば、やはり、イーサリアムでしょう。

実はイーサリアムは、リップルより頻繁に取引されており、時価総額は、2018年3月現在、ビットコインに次いで2位につけている通貨になります。今回は、このイーサリアムについて、特徴や今後の動向、そして将来性について解説していきたいと思います。

イーサリアムの由来とは?

まずは、そもそもイーサリアムとは何か、由来から紐解いていきましょう。

イーサリアムも、リップル同様、厳密には仮想通貨ではありません。イーサリアムは、「イーサリアムプロジェクト」というところから開発されました。イーサリアムが開発されたのは2013年のことで、当時19歳のロシア人、ヴィタリック・ブリテン氏によって開発されました。

現在イーサリアムプロジェクトは、スイスにある「イーサリアム財団」によって管理されています。ヴィタリック・ブリテン氏は、「ETH DEV」という組織で引き続き開発されています。イーサリアムという名前は、「Warcraft」と呼ばれるゲームから来ているそうです。

イーサリアムの特徴は?

では、イーサリアムの特徴を見ていきましょう。イーサリアムには主に4つの特徴があります。

分散型のネットワークである。

イーサリアムは、ビットコイン同様、分散型のネットワークになります。イーサリアム財団やETH DEVという組織は存在するものの、彼らが通貨を発行しているわけではありません。分散型のネットワークに取引が記録されることで、価値の移動が行われます。

以前も話したように、現時点では、分散型のネットワークの方が、セキュリティが高く、信頼性が高いと言われています。これは、リップルとは大きく異なる特徴と言ってよいでしょう。

取引だけでなく、「契約」を行うことができる

これが、イーサリアムが価値の高い仮想通貨として認められている、最も大きな理由といってよいでしょう。イーサリアムは、スマートコントラクトと呼ばれる、契約機能も持っているのです。つまり、将来の取引を記録しておくことができるのです。

少し例を出してみましょう。ビットコインでできるのは、「今現段階での取引」だけです。例えばコンビニに行って、ジュースを買って、100円を払う、これはビットコインでもイーサリアムでもできます。

イーサリアムの契約とは、「予約」に近い部分があります。イーサリアムであれば、コンビニに、「明日ジュースを100円で買うから、とっておいてほしい」という取引も行うことができるのです。

基本的に、現代社会は契約社会です。契約というのは、「将来の取引の予約」に他なりません。この契約が、自動的に履行されるのが、スマートコントラクトになります。イーサリアムは、このスマートコントラクトの機能を持っているため、非常に使い勝手がよく、契約社会の現代においては、大きな力を発揮するだろう、と言われています。

発行数の上限量が決まっていない。

現時点では、イーサリアムの発行上限は決まっていません。(現在の発行数は決まっています。)これは、発行数の上限が決まっているビットコインやリップルとは大きく異なります。

発行量が決まっていないということは、今後、発行量の上限を決めた段階で、価値が上がっていく可能性がある、ということを意味しています。一方、発行数の上限が決まらない場合は、もしかすると、他の仮想通貨に比べて、相対的に価値が下落していく可能性も否定できません。

中にはイーサリアムは上限が決まっていないため価値がなくなる、という人もいます。しかし、現在の貨幣は、ドルにしろ、円にしろ、基本的には発行上限が決まっていません。しかし、もちろん円にもドルにも価値があります。それを担保しているのは国です。イーサリアムの場合は、ブロックチェーンとスマートコントラクトが、イーサリアムの価値を担保するでしょう。よって、価値がなくなることは考えづらいですね。

マイニング方式で報酬が支払われる

イーサリアムはビットコイン同様、マイニングによって報酬が支払われます。ビットコインあ、「Proof Of Work」と呼ばれる、消費電力に応じて報酬が決まる制度でしたが、イーサリアムは、「Proof Of Work」に加え、「Proof of Shake」という考え方を導入しています。

「Proof of Shake」とは、端的に言うと、資産を持っている人が優先的にマイニングを行える、という仕組みです。
イーサリアムは、ビットコインほど電力に依存しない仕組みですが、資産の偏りが生じやすい、というリスクもあります。

いまさら聞けない仮想通貨!イーサリアムの特徴と今後について考える まとめ

イーサリアムは、2013年にロシア人のヴィタリック・ブリテン氏によって開発されたシステムです。現在、時価総額2位と非常に注目されている通貨になります。

イーサリアムの特徴として、ビットコイン同様、分散型のネットワークであること、スマートコントラクトの機能を持っていること、発行量の上限が決まっていないこと、そして、「Proof of Work」と「Proof of Shake」のマイニング方式を採用していることなどが挙げられます。特に、スマートコントラクトの機能は、契約社会の現在において、非常に大きな価値をもたらすものとして注目されています。

次回は、イーサリアムが今なぜここまで注目されているかを中心に、解説していきたいと思います。

イーサリアムの何がすごいのか?将来性に期待できる理由について

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