Lisk(リスク)はなぜリブランディングしたのか?その影響とは?

前回から、Lisk(リスク)について紹介しています。Lisk(リスク)は、2016年に、Cryptiからフォークした通貨であり、歴史が浅いながらも、今、非常に注目を浴びている通貨です。

特徴として、分散型のネットワークである、非中央集権型の仮想通貨であり、また、イーサリアム同様、スマートコントラクトの機能を持っています。また、それに加え、スマートコントラクトをサイドチェーンで書けることや、マイニングの承認方法がDPoS方式であること、開発言語がJavaであることなど、イーサリアムの弱点を補うような特徴も持っています。

前回の記事⇒仮想通貨Lisk(Lisk(リスク))の特徴と機能について

今回は、そのLisk(リスク)が、2018年2月にリブランディングしました。そのリブランディングの内容を中心に、解説したいと思います。

なぜ、Lisk(リスク)はリブランディングしたのか?

まず、なぜ、Lisk(リスク)はリブランディングする必要があったのでしょうか。

一般的には、リブランディングは、時代の変化、顧客の変化に対応して行うものとされています。仮想通貨の中には、ダークコインがDASHと名前を変えてリブランディングしたりするなど、過去にもリブランディングの事例があります。

今回のLisk(リスク)のリブランディングの目的は、ブロックチェーン技術をさらに万人に対し、使いやすいように変更するためのリブランディングとされています。Lisk(リスク)社自身の方向性として、万人がブロックチェーン技術を使えるようにする、というものがあり、今回もその一環としてのリブランディングだったと言われています。

リブランディングで変わったことは?

では、何がリブランディングによって変わったのでしょうか。主に、以下のものが変わったとされています。

・ブランドロゴの変更

Lisk(リスク)は、そのブランドロゴを大きく変えました。そして、そのプロダクトである、Lisk Coreはそのままですが、Lisk JSはLisk Elements、LiskyはLisk Commander、Lisk AppはLisk Hubと名前を変えています。

・Lisk IDの登場

もう1つ、Lisk Hubの新しい機能の1つとして、Lisk IDが登場しています。Lisk IDで個人アカウントを作成することで、Hub内の機能が使用可能になる仕組みです。Lisk ID作成に伴い、Lisk アバターと呼ばれるロゴも作成されるようです。これにより、送金者などが見分けやすくなる、というメリットもあります。Liskがいかに、個人への広がりを重視しているかが、これだけでも伝わってくるのではないでしょうか。

・Lisk Core1.0

Lisk Core1.0とは、Liskのアップデートを指します。これは、リブランディングとは別個の動きですが、価格を上下させる要因として注目すべきでしょう。
Lisk Core1.0では、新しいAPIの導入であったり、データベースレイヤーの書き換えなどが予定されています。

なぜ、ここまでリブランディングが注目されているのか?

では、なぜ、ここまでリブランディングが注目されているのでしょうか。

過去、リブランディングを行った仮想通貨が、高騰したということも後押ししていますが、それ以上の要因が実はあります。

その要因として最も大きいものは、やはり、マイクロソフトとの提携でしょう。他にも様々な仮想通貨と提携したり、支援しているマイクロソフトですが、Lisk(リスク)に関しては、より大きい関わりを持っています。

というのも、マイクロソフトのクラウドサービス「Azure」に、Lisk(リスク)が採用されているからです。Azureは、マイクロソフトが現在主力としているサービスであり、そのサービスに採用されているという点で、非常に期待が大きい、と考えられているのです。

リブランディングの成果は?

それでは、リブランディングの成果は、どうだったのでしょうか。リブランディング前後のチャートを見てみましょう。

実際のところ、2月20日のリブランディング前後をピークとして、そこからは低下傾向でずるずると下がっており、価値は約1/4になりました。今のところ、リブランディングの期待には応えられてはいない、と言えそうです。

主な要因としては、Lisk Core1.0の開発が遅れていると報じられていること、それに、仮想通貨全体が不安定なことが挙げられます。開発が遅れていることについては、セキュリティとUIを徹底して強化していることが理由として挙げられています。

確かに短期的には厳しいかもしれませんが、このリブランディングが良かったかどうかというのは、もう少し中長期的な視点で見るべきかもしれません。

Lisk(リスク)はなぜリブランディングしたのか?その影響とは?まとめ

Liskは、2018年2月に、さらに多くの人にブロックチェーンを使ってもらう、という大きな目的のため、大規模なリブランディングを行いました。リブランディングによって、ロゴや名称が変わったり、Lisk IDというサービスがローンチしたりなど、大きな変化が出ています。また、Lisk Core1.0という、Liskのアップデートも、同時期にされようとしていました。

Liskのリブランディングは、大きく注目されていました。なぜなら、リブランディング後のLiskは、マイクロソフトの「Azure」に組み込まれるなど、大きな組織との連携・提携が予定されていたからです。さらに、過去の仮想通貨のリブランディングでは、価格が高騰していた、という事実も期待を後押ししました。

結果、現時点では、リブランディング直後をピークに、徐々に価格を下げており、リブランディング前の1/4の水準にあります。仮想通貨の地合いが良くないことや、Lisk Core1.0が遅れていることが要因と言われています。しかし、Liskのリブランディングの効果が出るのは、もうしばらく先になるでしょう。そのため、価格についても、もう少し中長期的な目で見るべきではないでしょうか。

次回はLiskの将来性と見通しについてです。
Lisk(リスク)の将来性は期待だが今は買うべきではない理由2

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