リップルは金融機関をつなぐハブ通貨となっていく ~将来は通貨となり得るか?~

前回の記事では、リップルがなぜ注目されているかについて解説しました。

リップルは第三位の流通量を誇っています。また、金融機関がリップルに注目しているというところも、リップルが注目されている大きな理由になっています。もともと銀行間の送金をスムーズにる中央銀行や、民間銀行もリップルと提携してシステム開発を進めていたりします。

日本でも、SBIホールディングスが主催するコンソーシアムに、3大メガバンクはじめ、60余りの金融機関が傘下しています。こういった提携先の多さというのは、今後リップルの強みになっていくのではないでしょうか。

参考: リップルの本当の凄さとは?将来性が高い4つの理由

今回は、リップルの今後について、検証していきたいと思います。リップルの最近のニュースから、今後のリップルの動きを予想していきましょう。

リップルは金融機関をつなぐハブ通貨となっていく

まず、先日、シンガポールで行われた、「Money 20/20 Asia」から、リップル社CEOのガーリングハウス氏のコメントを見てみましょう。彼は、現在の送金システムについて、「高すぎるし、エラーが多すぎる」とコメントしています。

「リップル社は送金手数料を、現在の6~7%から、3%に、そして将来的には0.3%に下げていく」とコメントし、さらに、「SWIFT(現在の国際間送金サービスのシステム)のエラー率は現在6%だが、これもほぼなくなっていくだろう」とコメントしています。

また、同氏は、「仮想通貨などのデジタル資産は、従来の金融機関の価値を横から奪い取る存在ではなく、協力し合えるグローバルな支払いと銀行業務は、外部から変えられるものではない。内側から変わっていくのだ。」と語っています。

従来のモデルとの競合ではなく、あくまで共存する姿勢を見せています。

それを後押しするように、リップルと大手金融機関との提携はどんどん進んでいきます。

今年に入り、サウジアラビアの中央銀行であるサウジアラビア通貨庁と提携したほか、2月には、国際送金サービス大手のウエスタンユニオン社が、リップルを使った決済システムを運用しているというニュースも出ました。

ビットコインに比べ、処理スピードが速いことなどが決めてになったそうです。仮想通貨市場が乱高下している間に、リップルは送金ネットワークシステム内での地盤を着々と築いていっていたのです。

リップルのネットワークが形成されると、投資対象としてのリップルはどう変わっていくの?

こういった、リップル中心のネットワークが形成され、ハブ化が進むと、どういったことが起こるか、解説していきましょう。

ハブ化が起こると、投機対象としての魅力は、薄れるかもしれません。なぜなら、ハブとなる通貨に求められるのは、安定性だからです。

リップルを介した取引量が多くなると、必然的に、通貨は安定してきます。たとえば想像してください。円をドルにして送金しようとするときに、一瞬で価値が10%変わったとしたら、そのようなシステムに信頼性はあるでしょうか。

もちろん、円やドル同様、リップルの価格というのも揺らいでいくものと思われます。

しかし、一般的な通貨と同じように、長期的な動きはあれど、急に激しい動きを見せるようなことはなくなるかもしれません。

しかし、ドル円でさえ、10分もしない間に1%程度は価値がゆらぐものなので、それくらいの値動きはあると予想されます。

ポイントは、「いくらくらいのレンジで安定化するか」ですが、これはなかなか予想がつかないものです。これは、現在のところ、誰にも予想できないでしょう。一時は3ドルを超えたリップルですが、現在はまた1ドルを割っています。

(XRPの過去90日チャート)

将来的なXRPの価格が、1XRP=1ドルなのか、0.1ドルなのか、10ドルなのかは、誰にもわかりません。これも、今後の仮想通貨の流通量拡大などにより、変わってくるでしょう。

現時点では、他の通貨が通貨を発行するのに対し、リップルは発行量が決まっているため、価値が上がっていく可能性のほうが高いかもしれません。

そうして、リップルの取引は仮想通貨の枠を超える?

これは大胆な予想ですが、こういう仕組みが進んでいくと、リップルは一つの通貨として認識され、仮想通貨の枠を超えてくるかもしれません。

たとえば銀行などで、リップルの取引ができるという可能性も大きくあります。(もちろん、現物はないので、手にすることは不可能でしょうが)。

今のような、仮想通貨交換所だけでなく、FX業者などでも、リップルが取引できるようになるかもしれません。いつか、日本人にとっての、ドルやユーロと同じように、リップルが扱われる日がくるかもしれませんね。

参考サイトURL:NEWSBrad Garlinghouse, the CEO of Ripple spoke at Money2020 Asia

リップルは金融機関をつなぐハブ通貨となっていく まとめ

リップルは、仮想通貨市場の乱高下に巻き込まれながらも、着実と、世界中の金融機関とネットワークを築いています。

しばらく先の未来では、リップルを中心とした、世界的な送金ネットワークができているかもしれません。

そうすると、リップルの価格は安定します。いくらで安定するかはわかりませんが、リップルの発行量には制限があることを考えると、リップルの価値は上がる方向で安定するのではないでしょうか。

こういったことが進むと、リップルはやがて、ドルやユーロのように、一般的な通貨と同じような扱いを受けるかもしれません。それほどまでの可能性を、リップルは秘めているといってよいでしょう。

次回はリップルの中央集権的ネットワークについて書きました。
⇒リップルの中央集権的ネットワークとは?そのデメリットと今後の動向について

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