なぜリップルが注目されているのか?誕生の由来とその仕組みについて

これまで、仮想通貨そのものの話や、仮想通貨マーケット全体の話、そして、様々な取引所の解説をしてきました。

※参考⇒仮想通貨はいつまで下落するのか?下落トレンド突入の理由

そして、今、再度仮想通貨を、個別に捉えなおす必要があると考えています。

なぜなら、コインチェック騒動以降、NEMはずっと下火ですが、仮想通貨によっては、徐々に回復基調を見せている仮想通貨もあるなど、種類によって状況が変わってきたからです。

そんな中なので、今後、将来性のある通貨について、個別の特徴や、今後の未来予測などを考察したいと思います。まずは、「リップル」から考察していきましょう。

リップルはなぜできた?

まずは、リップルの由来について見てみましょう。リップルが開発されたのは、実は今より約15年も前の、2004年の話になります。

カナダのRyan Fuggerというウェブ開発者によりリップルプロトコルが「Ripplepay」として考案されたのが元祖になります。2013年には、会社としての「Ripple社」が設立されています。

このRipple社が発行するコインを「リップル」と呼んでいます。

リップルは、通貨単位で核と「XRP」と表現されます。これは、たとえばアメリカドルが「USD」、日本円が「JPY」と表現されるように、「X=無国籍の」「RP=リップル」という意味になるようです。

リップルができたそもそもの目的は、「価値の移動をスムーズに行う、すなわち、価値のインターネット」のためだと言われています。

その第一弾のステップとして、送金と決済の高速化、低価格化に取り組んでいるとされています。

現在、国をまたいだ送金をする場合は、複数の金融機関が中に入り、送金処理をするため、非常に複雑かつ、高い手数料を払うような状況になっています。

また、時間がかかることも珍しくなく、さらに、その多い処理を行うため、ミスがないとは言い切れません。ここに風穴を開けようとしているのが、リップルです。

リップルは、各国の銀行をネットワークでつなげる、という試みを行おうとしています。今までは二国間取引だった、外国への送金や決済が、リップルが入ることで、すべての通貨を一度リップルに変換し、そして送金先の通貨に置き換える、という2つのステップだけで行おうとしているのです。

また、市場取引のスピードは速く、システムが簡便なため、ミスも起こりづらい、また、手数料が安くなる、と、今までの海外決済、送金の不便さを解決しようとしているのです。

今現在は、通貨としてのリップルが注目されていますが、もともとは、リップルはこうしたネットワークを作ることを目的としていました。そのために生み出された通貨がリップルというわけです。この2つは混同しやすいので、よく整理しておくとわかりやすいと思います。

リップルの特徴は?中央集権的ネットワーク

それでは、リップルの特徴は何になるでしょうか。代表的なものを挙げていきましょう。

まずはじめに、リップルは中央集権的である、ということです。

ビットコインがブロックチェーンを使った分散型のネットワークなのに対し、リップルはRipple社という会社が存在する、中央集権的なネットワークである、というところです。

ビットコインが注目されてきた理由として、分散型のネットワークである、というところがあります。

なぜなら、分散型のネットワークにおいては、ある1つの集団や組織の意思決定によらず、自分たちで通貨に対しインパクトを与えることができるからです。

そのため、現在の仮想通貨では、中央集権的ネットワークは、必ずしも歓迎されるものではありません。

そのため現在は、リップルのネットワークを分散化させるべく、様々な企業や取引所にネットワーク管理を行ってもらう、という仕組みを作っています。

MITやマイクロソフトなどが現在はネットワーク管理を行っています。

こうして、分散型ネットワークと中央集権的ネットワークの両方の良さを得ようとしています。

もう1つの特徴としては、マイニングの方法です。ビットコインは、分散型ネットワークのため、取引を承認する行為を、マイニングとし、取引を承認すれば通貨が貰える仕組みになっています。

リップルにはそういう機能はありません。しかし、リップルは、代わりにWorld Community Gridという非営利活動のプロジェクトに参加することで、リップルが貰える仕組みになっています。

このプロジェクトは、エボラ出血熱や小児がん対策など、世界の課題を解決するためのネットワークになります。このプロジェクトに登録することで、パソコンがアイドリング状態のときに、WCGがデータを計算する、という仕組みです。

これに協力することで、対価としてリップルが支払われます。ビットコインが相互型の仮想通貨であるのに対し、リップルは社会貢献型の仮想通貨とも言えるでしょう。

いまさら聞けない仮想通貨!リップルの特徴と今後について考える(その1) まとめ

リップルは、2004年に、「価値のインターネット」を目的に作られたシステムです。今は主に、海外送金や海外決済を簡便にするためのネットワークを構築しようとしています。

その中で使われている通貨が、「XRP=リップル」という通貨になります。ネットワークと通貨を混同すると、リップルがよくわからなくなるので、整理して理解するとよいでしょう。

リップルの特徴としては中央集権的なネットワークを使っている点です。

しかし現在は、もともと中央集権的だったものを、その中央集権の弱さをカバーするために、徐々に分散型に移行させています。

もう1つの特徴としては、相互に承認することによってマイニングがなされるビットコインと異なり、社会貢献をすることでマイニングがなされる、という特徴です。なので、リップルを、「社会貢献のための仮想通貨」という人もいます。

次回は、今なぜここまでリップルが注目されているかを中心に、解説していきたいと思います。
⇒リップルの本当の凄さとは?将来性が高い4つの理由

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