住信SBIネット銀行の評判は?メリットを生かしたお得な使い方をご紹介

住信SBI銀行解説

以前、SBI証券での海外ETFの買い方について、詳しく説明をさせていただきました。

参考:SBI証券で海外ETFの買い方・注文方法を徹底解説(初心者向け)

その際に、「住信SBIネット銀行の口座も作っておいたほうがよい」と言ったかと思います。

実際、住信SBIネット銀行は、私自身も投資用の主口座として使っていますし、便利なポイントがいろいろあります。

今回は、住信SBIネット銀行の特徴と、メリット、デメリットについて、解説したいと思います。

住信SBIネット銀行ってどんな銀行?

まずは、住信SBIネット銀行とは、どんな銀行なのかについて、解説していきましょう。

住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同で作った銀行になります。

出資率はどちらも50%なのですが、SBIホールディングスの色が強く出ています。

住信SBI銀行は、ネット専業銀行であり、実店舗を持っていません。

その分、金利や手数料などで優遇があることが多いのが特徴です。

住信SBIネット銀行のメリットの1つ、スマートプログラムとは?

住信SBIネット銀行のメリットは、どのようなものでしょうか。

まず、最も高いメリットとして、スマートプログラムにより、使えば使うほど、メリットを感じることができるという点です。

スマートプログラムについて、概要を紹介しましょう。スマートプログラムとは、使用回数や貯蓄額、サービスの利用状況によって、ランクアップしていくものになります。

ランクは1から4まで分かれており、ランクが上がれば上がるほど、さまざまなサービスが受けれる仕組みになります。

こちらは楽天銀行などでも似たようなサービスがありますが、銀行を集約させることで、メリットがどんどん大きくなる仕組みになっています。

住信SBI銀行解説
(出所:SBI証券HP

SBI証券との連動が非常に便利!

住信SBIネット銀行のもう1つのメリットとして、SBI証券との連動が非常に便利、というものがあります。

私が住信SBIネット銀行を使っている理由は、SBI証券との連動によるところが大きいです。

SBI証券と住信SBIネット銀行は、ハイブリッド預金という形で、共通の口座を持つことができます。

このハイブリッド口座にお金を入れておくと、住信SBIネット銀行から、直接株やETF、投資信託を買うことができるのです。

メリットとしては、資金移動がなく、同一の口座で資金管理ができるということです。

資金移動をすると、手数料がかかることもありますが、なんといっても手間がかかります。

手間がかかってもいい、という人も中にはいるでしょうが、一般的には、効率的に投資をするためにも、手間は極力省くべきです。その観点から見ると、SBI証券と連動できるサービスは、非常にメリットが大きいと言えるでしょう。

しかし、1つだけ残念なのは、現在ハイブリッド口座が活用できるのは、日本株、投資信託、ETFのみです。海外株については、このサービスが対応していません。早急な対応が望まれます。

ポイントサービスも充実

その他、ポイントサービスが充実しているのも、住信SBIネット銀行の特徴です。

たとえば、毎月の給与受け取り口座を住信SBIネット銀行にするだけで、毎月30ポイント貯めることができます。すべての条件を満たすと、255ポイントをためることができます。

たまったポイントは、マイルまたは現金に換えることができます。現金は、1ポイント1円で、マイルの場合、100ポイント40マイルで貯めることができるのです。何もしなくても、ポイントをためることができるのはうれしいですね。

手数料無料等、基本サービスも充実

もちろん、手数料無料等のサービスも充実しています。ATMでお金を下ろすのが月2〜15回まで無料だったり、住信SBIネット銀行同士での振込手数料は何回でも無料、他行宛振込手数料が無条件で月1〜15回まで無料と、比較的無料でできるサービスが多いのもメリットでしょう。

住信SBIネット銀行のデメリットは?

逆に、デメリットはあるのでしょうか。とりたてて大きなデメリットはないのですが、気になる点はあります。

1つは、税金等の支払い口座には対応していないということです。こういった各種公金等の支払いについては、まだまだネット銀行は対応していない部分があります。今後、サービスの展開が待たれるところですね。

もう1つのデメリットは、ハイブリッド口座を使うことで、銀行と証券口座を、同一口座としてみなされてしまうということです。

つまり、仮に倒産したときは、ペイオフが1000万円の範囲までしか対応されない可能性があります。

もし、証券口座と銀行口座が違えば、最大2000万円まで保護されるわけですから、大きな金額を預ける場合は、倒産したときのリスクが大きくなることは、理解しておいたほうがよいでしょう。

かつて、絶対倒産しないと言われていた山一證券や拓銀も倒産しているのです。世の中に絶対はないので、不安な方は銀行に分散するなどの対策をとったほうがよいかもしれません。私は今時点ではそこまで気にはしていませんが…

まとめ

住信SBI銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスの出資によってできた、ネット専業の銀行になります。

SBI証券ととても相性がよく、ハイブリッド口座を用いた証券と銀行の連携運用や、スマートプログラムやポイントサービスなどのサービスに強みを持っています。特に、ハイブリッド口座による連携運用は、手間とコストを減らすという点で、非常に有効です。

一方、公金等の対応には課題が残ります。さらに、倒産したときに、ハイブリッド口座の場合、証券と銀行で1口座とカウントされる恐れもあります。

こういったリスクはありますが、利便性の面からも、住信SBIネット銀行は、非常に使い勝手のいい銀行であるといえるでしょう。投資をする方は、投資用口座として持つことをお勧めします。

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