米国VIブルETF「プロシェアーズ・ウルトラ・VIX短期先物ETF」とは?買うタイミングが重要

米国viブルETFとVIX先物を比較

ハイリターンを狙うためのVIX先物投資とは?ブルETFを紹介

2月後半から3月前半にかけて、コロナウイルスの影響や株価が一時的に大きく下がりました。

大きく下がったことに加え、下がり方が急激だったことが今回の特徴です。

そんな中で注目を集めたのがVIX指数です。

株価が急落するとともに、VIX指数は急上昇し、一時リーマンショックの時の水準を超えました。それにより、VIX関連の銘柄については、価格が急上昇したものもあります。

VIX指数やVIX先物を使った投資は、日本より海外の方が豊富にあります。今回は、こういった海外のETFを活用した投資について紹介したいと思います。

GMOクリック証券なら海外ETFを買うことが可能

VIX指数やVIX先物を使った投資というのは、VIX自体の値動きが激しいことに加え、先物になるとロールオーバーが発生することから、より値動きが激しくなりがちです。

そのため、多くの証券会社は、日本の企業が設定しているETFは購入することができるものの、海外ETFの導入については行われていないことが多いです。

その中で、海外ETFを買うことができるのが、GMOクリック証券になります。

GMOクリック証券では、通常のVIX先物に加え、海外のVIX先物を使ったETFを、ブル・ベア共に買うことができるのです。

GMOクリック証券米国VIETF取扱

(出所:GMOクリック証券

ちなみに、先物自体もGMOクリック証券で取り扱いを行っています。

米国vi先物

(出所:GMOクリック証券 )

米国VIブルETFの、プロシェアーズ・ウルトラ・VIX短期先物ETFとは?

では、GMOクリック証券で扱っている、ブルレバレッジETFは、どのようなETFなのでしょうか。見ていきましょう。

プロシェアーズ・ウルトラ・VIX短期先物ETFは、UVXYのTickerで、アメリカで上場しているETFになります。

こちらですが、もともとはVIX先物に対して2倍のレバレッジをかけるETFでしたが、2018年2月のVIXショックを受けて、1.5倍のレバレッジに変更されています。

これはVIXショックの時に、ショートのETF(後述するSVXY)などの価格が急落したことを受けて、投資家を保護するために、レバレッジを落としたという形になっています。それでも、通常のVIX先物よりは、大きな値動きをする形になります。

2020年1月からの値動きを、同じくVIX先物であるVIIX(レバレッジなし)と比較してみてみましょう。

米国viブルETFとVIX先物を比較

(出所:Yahoo Finance )

このように、2月から3月にかけて、大きく上昇しています。

最大時点では、なんと8倍以上に価格が上がっているのです。VIXが4倍程度なので、最大値では倍近いリターンの差がついたことになります。

米国viブルETFとVIXを比較 コロナショック前

(出所:Yahoo Finance )

一方、VIXショックの前(2017年10月)からでチャートを見てみると、また変わった様相になります。2017年10月からだと、VIIXがほぼとんとんな一方、UXVYはマイナス60%超のリターンとなっています。

これは、VIX先物のコンタンゴによるマイナスの影響を、UXVYがレバレッジ分だけ強く影響を受けていることが原因となります。

レバレッジブルETFの最適な投資戦略とは?

では、こういったレバレッジブルETFを使った投資戦略として、どういった風に行えばよいのでしょうか。考えてみましょう。

まず、UXVYの長期チャートを見てみましょう。設定の2011年来のチャートがこちらです。

(出所:Yahoo Finance )

見ての通り、ピーク時典では、1.75億ドル(減価するにつれて、たびたび株式併合を行っているため、このような高い価格に見えます)が、最も低い2020年の1月末時点では、10ドルくらいに低下しています。

99.99%以上価格が下がっているわけです。ちょっと考えるとわかるように、UXVYについては、基本的に長期で持つETFではありません。

逆に言えば、市場がピークの時、つまり価格が限りなく低い時に買っておけば、コロナショックのようなことが起きた時に、非常に高いリターンをもたらしてくれることになります。(少なくとも2019年年初から買っておけば、2020年3月時点ではプラスのリターンです。)

VIX指数が急上昇するシーンというのは、2~3年に1回やってきます。そこで売り抜けることを前提に、VIXが上がった1~2年後から、積み立てを始めていくというのは一つの投資方法です。

ただ、VIXが上がらない相場(つまり、減価していく相場)に相対するのは、なかなか簡単なことではありませんが・・・・

一方、ショートの場合は、常にプラスになっていく一方、こういったコロナショックのタイミングでは大きくマイナスを出すことになります。

こちらについては、「いつ買い戻すか」というを常に念頭におかなければいけません。

個人的には、安全な時にヘッジとして積み立てておく、というのが最も現実的なアイデアかと思います。いずれにせよ、レバレッジがかかっている分、資金管理自体はより慎重に行った方がよいでしょう。

まとめ

ボラティリティが高く、ハイリターンを狙うことができるVIX先物への投資。GMOクリック証券であれば、レバレッジブルETFを買うことができます。

レバレッジブルETFは、こういったコロナショックの時などに強い一方、長期で見ると下落していき、さらに下落幅が通常ETFに比べてもシャープになります。下がっている時にヘッジとして使うのが最も効果的だとは思いますが、いずれにせよ、資金管理にはより注意して投資してきたいですね。

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