★仮想通貨海外取引所で評判の高いBinance(バイナンス)のデメリットを検証しました。
前回は、海外取引所である、Binance(バイナンス)について、メリットを中心に解説しました。
Binance(バイナンス)は、2017年7月創業ながら、アメリカや日本を中心に扱い量、顧客を増やし、今では取扱高が世界最大級の取引所に成長しています。Binance(バイナンス)の創業者である、ジャオ・チャンポンは、仮想通貨長者ランキングで3位になるなど、今もっとも注目度が高い取引所といえるでしょう。
Binance(バイナンス)のメリットは、約100種類もの仮想通貨を取り扱っているところ、そして、そのいずれもが厳しい審査を受けて上場しているところ、さらに、手数料、特にアルトコインの手数料が安いところ、ユーザーエクスペリエンスやセキュリティがしっかりしている点などが評価されています。
前回の記事⇒海外仮想通貨取引所ので評判の高いBinanceのメリットを書きました。
今回は、そんなBinance(バイナンス)のデメリットについて解説していきます。
Contents
Binance(バイナンス)のデメリットを紹介
メリットが多いように見えるBinance(バイナンス)ですが、残念ながらデメリットもあります。
今回はそんなデメリットを中心に紹介しましょう。
・ビットコインでは、あまりメリットを感じられない
Binance(バイナンス)の魅力は手数料の安さですが、ことビットコインに限って言うと、0.1%という手数料は特段安くもありません。
やはりビットコインは最も流動性が高い通貨なので、各取引所が利益度外視で、安い手数料を設定しています。Binance(バイナンス)は、よくも悪くもアルトコインとビットコインが同じ手数料なので、ビットコインだけの場合だと、Binance(バイナンス)を使う必要性はないかもしれません。
・日本語のサポートが完全ではない。
Binance(バイナンス)は日本語にも対応していると、前回説明しましたが、こちらについては、完全に日本語でサポートがあるわけではないようです。特に、顧客サポートは、基本的には英語、もしくは中国語の対応となっているようです。
こういう場合、困るのは何かトラブルが起きた際ですね。現状としては、英語をなんとか読み進めて、対応するしかありません。こちらについては、Binance(バイナンス)が日本支店を開設したこともあり、いずれ解決されるでしょう。しかし、1日も早い日本語対応が望まれています。
・日本円での入出金はできない
こちらも、日本の取引所を普段使っている人からすれば、あまりピンとこないかもしれませんが、Binance(バイナンス)では日本円でのやりとりができません。なので、実際に日本で使う際は、ビットコインやイーサリアムを日本の取引所で買い、それを入出金する形になります。
こちらについては、ただ手間がかかるというデメリットに加え、日本の取引所の手数料やレートに収益が左右される、というデメリットもあります。今現在は、Zaifでビットコインを購入し、それをBinance(バイナンス)に送金する人が多いようです。
・香港に本拠地があり、日本の仮想通貨交換業者に登録されているわけではない
これはあまり問題にならないかもしれませんが、拠点が香港ということです。香港は、基本的には自由経済ですが、中国の影響を受けることがあります。
中国が大規模に仮想通貨を規制する、等の動きがでれば、Binance(バイナンス)にも何らかの影響が出るかもしれません。
また、保証についても、海外の取引所の場合、期待できないと考えてよいでしょう。もちろん、今後、Binance(バイナンス)が盗難補償などをつける可能性もあります。しかし、現時点では、もしBinance(バイナンス)に何かあっても、保証を受けることはほぼ不可能でしょう。また、日本の仮想通貨交換業者に登録されていないため、国からのサポートも、現時点では全くないと考えていてよいでしょう。
コインチェックのようなことが起きないとも限らないので、ある一定のタイミングで、日本の取引所に通貨を戻したり、ハードウォレットに保管したりするなどの対策が必要といえそうです。
海外取引所Binanceのデメリットは?危険性はないのか? まとめ
Binance(バイナンス)は、メリットもありますが、デメリットもあります。
デメリットとしては、日本語、日本円への対応が弱い、という点があげられます。個別のサポートは日本語ではやっていませんし、現時点では、日本円での入出金も不可能です。昨年末、日本支店ができたことにより、こういった部分の改善がされることが期待されています。
また、香港の会社なので、中国の規制等の影響を受ける可能性があります。現段階では、コインチェックのようなことがあっても、保証等を受けれる可能性は少ない、ということも理解しておいた方がよいでしょう。
また、ビットコインに関しては、正直あまりメリットがないため、ビットコインだけの取引の場合は、Binance(バイナンス)に拘る必要もなさそうです。メリットを感じた場合のみ、はじめると良いのではないでしょうか。
ここまで読んで、メリット、デメリットを理解した上で、「Binance(バイナンス)をやりたい」と思う人も多いと思います。次回は、Binance(バイナンス)の登録方法や、実際の始め方について、解説していきたいと思います。
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