米国株は高配当ディフェンシブ銘柄(生活必需品セクター)がおすすめか?

コカ・コーラ

これまでに、セクターのETFとして、ハイテクセクター、ヘルスケアセクターについて紹介してきました。

ハイテクセクター⇒ハイテクセクター市場投資の魅力

ヘルスケアセクター⇒ヘルスケアセクターのETF銘柄を解説「VHT」「XLV」「IXJ」の3つ

いずれも、近年はアメリカの全セクターを網羅するETFであるVTIや、全世界を対象としているVTよりも高いパフォーマンスを発揮しており、投資対象としては魅力的といえるでしょう。

しかし、投資初心者にとっては、もしかすると、こういったハイテクセクターは、難しいかもしれません。

なぜならば、ハイテクセクターにせよ、ヘルスケアセクターにせよ、そのビジネスモデルを「よく知らない」ということがあるからです。人は、よく知らないものに対して、不安に思う傾向があります。

確かに、「アッヴィ」「エヌビディア」と聞いても、何のことかわからない、と思う人のほうが多いかもしれません。そういった観点で見ると、「はじめて投資をする」人にとっては、少し抵抗がある可能性があります。

投資のいいところは、必ずしも企業自体を知らなくても、その企業の成長の恩恵を受けられるというところです。

しかし、自分が知っている企業のほうが、投資しやすいことは確かでしょう。今回は、そういった初心者にぴったりなセクターを紹介したいと思います。

株主還元の原資になるのは、「フリーキャッシュフロー」

まず、前提として、株主に利益が還元される仕組みについて整理しましょう。

企業の利益というのは、いわゆる、損益計算書上の利益と思っている人が多いかもしれません。しかし、これは、厳密には違います。

株主還元の観点からいうと、企業の利益は、「フリーキャッシュフロー」になります。損益計算書が、税務の視点であるのに対し、フリーキャッシュフローは、「企業にいくら現金が残ったか」の観点です。

フリーキャッシュフローは、営業キャッシュフロー―投資キャッシュフロー+財務キャッシュフローで計算されます。このフリーキャッシュフローが多ければ多いほど、株主に還元する原資が多いことを指します。

ちなみに、株主還元の方法としては、主に2つあります。1つは配当です。もう1つは、自社株買いです。配当は直接現金が投資家に還元され、自社株買いは、市場に出る株数が減ることから、株価が上昇しやすくなります。

生活必需品セクターは安定したフリーキャッシュフローを生み出す

では、初心者にぴったりなセクターとは、いったいどこになるのでしょうか。

私が提案したいのは、生活必需品セクターになります。

生活必需品とは、その名の通り、生活に必要なものを扱うセクターになります。日用品メーカーや食品メーカーが、このセクターになります。

有名な企業でいうと、プロクターアンドギャンブル(P&G)、コカ・コーラ(KO)、フィリップ・モリス(PM)などがあります。さすがに、これらの企業を聞いたことがない、という人はいないのではないでしょうか。

これらの企業の特徴として、高配当企業である傾向が強くあります。企業によってもちろん異なりますが、2~5%程度の配当利回りがある企業が多くあります。高い配当があるため、債券が上がる相場では下がる傾向がありますが、不景気の時であっても、配当があるため下落幅が大きくなく、ディフェンシブ銘柄とも呼ばれています。

高いフリーキャッシュフローを約束する「ワイドモート」とは何か

では、なぜ、こういった企業が、高配当を出すことができるのでしょうか。

それはウォーレン・バフェット氏が言うところの「ワイドモート」企業であるからです。

ワイドモートとは、「深い溝」のことを指します。つまり、「他社の参入障壁」を指すのです。一般的に、生活必需品は、ワイドモートがあるといわれています。

なぜならば、コカ・コーラの商品も、P&Gの洗剤も、世界的にその名を知られているわりに、価格は安価で抑えられています。また、メーカーなので、新規参入しようとすると、多大な設備投資が必要になります。設備投資が必要な割に儲けが薄いということは、他社にとって参入するメリットが低く、そのため、安定した収益を稼ぐことができるのです。

たとえばFacebookやGoogleは、新しい企業で、設備ではなくテクノロジーで発展してきた企業なので、今後、後発企業にとってかわられる可能性もありますが、コカ・コーラの代替企業が生まれることは想像しづらいでしょう。

生活必需品セクターはそういった企業が多く、大きな成長は望めないかわりに、安定した収益を生み出すことができるのです。安定した配当、成長があるということは、その分、初心者でも投資しやすい企業ということになるでしょう。

ディフェンシブセクター銘柄、海外ETFを買うのにおすすめのサクソバンク証券

コカ・コーラ株等、ディフェンシブセクターの米国株銘柄を買うなら「サクソバンク証券」がおすすめです。

理由は手数料の安さです。

サクソバンク米国株比較

従来まで米国株はマネックス証券、楽天証券、SBI証券が取り扱っており、手数料も似たような感じでした。

ですが、2018年より外資系のサクソバンク証券が格安の手数料で参入し、評判が高まっています。

サクソバンク証券は外資系とだけあり、米国株の他にも欧州株など、他の証券会社にはない銘柄も多く取り扱っていますので、海外株投資家にとって重宝したい口座となっています。

参考:サクソバンク証券の米国株の評判と特徴を徹底分析【他社比較で手数料が安い】

米国株を始めるなら高配当ディフェンシブセクターがおすすめかも? まとめ

米国株でいいパフォーマンスを出しているセクターであるハイテクやヘルスケアは、知らない企業も多く、よくわからないため、投資をためらう人も多いかもしれません。

その点、生活必需品セクターは、みんなが知っている企業が多いうえに、安定的に配当を出し、成長する企業が多くあります。生活必需品セクターは、ワイドモートがあるため、他社からの参入も多くなく、今後も安定的に株主還元をしてくれるでしょう。

その観点でも、生活必需品セクターは、ほんとうに投資を始めて行うかたには、ぴったりなセクターといえるのではないでしょうか。

※米国株におすすめの証券会社は?
【外国株と日本株取引】おすすめのネット証券会社はどこか?徹底比較してみた。

※2018年10月からサクソバンク証券が米国株・欧州株の取扱を開始しました。手数料的にもこちらがいいかもです。
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