ETFは投資信託よりもおすすめな理由について【経費率が安いメリット】

前回「米国株と海外ETF(投資信託)はどちらがいいか?メリット・デメリットを比較分析」では、アメリカの株式を買うにあたって、個別株だけでなく、投資信託という手段があることを紹介しました。

もちろんわかりやすく、企業の業績を受けやすいのが個別株で、投資信託は、ある一定の指標に連動するように、複数の株を集めたものになります。複数の株式にファンド経由で投資できるため、リスクの分散になるメリットはあるものの、信託報酬がかかったり、また、機動力の部分では個別株に劣る部分もあります。

また、投資信託は円で買えるので、為替リスクのヘッジができるのも特徴でしょう。

今回は、投資信託と株式の間とも言える、ETFに関する解説と、どのようなポートフォリオを組むべきか、について解説していきたいと思います。

ETFは株式と投資信託のいいとこどり?

まずは、ETFについて解説しましょう。

ETFは、上場投資信託の略になります。すごく簡単にいうと、ファンドを上場させたものになります。

通常の投資信託と何が違うかを解説しましょう。

まず、複数の株式をまとめて、ファンドとして販売する金融商品という点では、ETFも投資信託も同じです。複数の株式を運用するため、運用手数料がかかるという点でも、投資信託と同じと考えてよいでしょう。

一方、株式と同じ側面もあります。1つは、上場しているため、市場が空いている時間であれば、何度でも取引できるということです。現金化しやすいという点では、投資信託より優れているかもしれません。

このように、ETFは、株式と投資信託の両方のメリットを持っているといえるでしょう。

ETFの残高は、年々増えている!

ETFは、世界でも人気の金融商品の1つです。世界で最初のETFは、1990年に生まれた、カナダ・トロント株価指数に連動するETFになります。

そこから順調に拡大を続け、ブラックロックのデータによると、2016年時点では、全世界の証券取引所を合わせて、6000銘柄以上のETFが上場しています。資産額も3兆5千億ドルを超えるなど、もはや金融商品の中でも、主力と言える商品になっています。

(出典:https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/strategies/about-etfs

ETFと投資信託なら、ETFに分がある?

では、ETFと投資信託なら、どちらがよいでしょうか。個人的には、ETFをおススメしたいと思います。

1つは、経費率の安さです。例えば、S&P500に投資するETFとして、有名なのは、SPYと呼ばれるSPDR S&P500 ETFです。こちらの経費率は、0.09%になります。同じくヴァンガード社が運用するS&P500のETFは0.04%です。

一方、前回も紹介した、iFree S&P500インデックスの投資信託の信託報酬は、0.24%程度です。

最近は信託報酬も低下傾向にありますが、0.15%の差は意外と大きいと思います。

もちろん、自動で再投資してくれる、とか、円建てというメリットはありますが、その辺が自分でできる人達であれば、基本的には経費率が安い方が、トータルリターンは高くなります。

また、SPDR S&P500は、日本でも証券コード1557として、ETFとして上場しています。経費率は同じく0.09%です。どうしても円建てがいいという人は、こちらで運用してもいいかもしれません。

しかし、米国資産を運用するとすると、ある程度ドルでの運用が前提になってきます。その場合、ドルでの再投資も、特に苦労はしません。もちろん、日本の株式市場だと、アメリカ株のほぼすべてをカバーしきれていないため、基本的には、海外のETFでの運用がよいのではないでしょうか。

個別株とETFだとどちらがよい?

個別株とETFは、特徴が異なるので、比較は難しい部分があります。合理的に投資するのであれば、リスクを分散しているETF1本で良いという人もいます。

しかし、個別株の一番のメリットは、「株を買うことで、経済の動きと株価の連動をリアルに体感できる」という点です。

これはETFだと、なかなかピンとこない人も多いのではないでしょうか。その点、個別株を取引きしだすと、個別の業績や、米国株全体の動きも気になって、勉強するようになるという人もいます。実際、私も最初は個別株から入り、今は個別株とETFを約半々で運用しています。

個別株とETFは、ぶっちゃけたところ、好き好きでいいと思います。特に、最初の投資額が小さいうちは、好きな株から始めてみてもよいかもしれません。

まとめ

ETFは、上場投資信託のことを指します。投資信託同様、複数の株式を運用してファンドという形で提供しているのは投資信託と同じですが、個別株式同様、市場が空いていればいつでも売買は可能です。

投資信託と個別株のいいところをとった商品とも言えるでしょう。

ETFと投資信託であれば、個人的にはETFをおススメします。

投資信託には、リバランスや再投資などのメリットもありますが、サラリーマン投資家である以上、月に1度は資産を見るはずですし、また、ドルでの再投資も、慣れてしまえば苦にはなりません。それよりも、経費率の安さ、機動力の方がメリットと言えそうです。

ETFと個別株については、個人的には好き好きだと思います。個別株の方が、ニュースや情報をもとに、勉強しやすい、検証しやすいと言うメリットもありますし、合理的に考えると、ETF一本でよい、という人もいます。この辺は、やりながら、自分に合った方法を見つけるのがよいのではないでしょうか。

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