アトラシアン(TEAM)は将来有望銘柄!株価高騰に期待

プロジェクト管理ツールの決定版「TEAM」への投資を徹底解説!

SaaSの中でも一段と高い粗利を出す「TEAM」は将来有望な銘柄の1つ!

先日から、SaaS、特にBtoB向けのSaaS銘柄を中心に紹介しています。

前回紹介した、ID管理ツールを提供するOKTAは、年間40%超の高い成長率と、粗利70%以上という高利益率、そしてフリーキャッシュフローがプラスに転換してきたことなど、これからまさに注目度が高まっていく銘柄の1つになります。

今回紹介するのは、アトラシアン(TEAM)という会社になります。ビジネスの内容や財務状況などから、投資すべきかどうかを開設します。

アトラシアンという会社は?

まずは、アトラシアンがどういう会社か、解説していきましょう。

アトラシアンはSaaS形式で、「JIRA」をはじめとした、プロジェクト管理ツールを提供する会社になります。JIRAはアジャイル開発の現場では現在トップランナーであり、アトラシアンのプロダクトは、すでに15万社以上で使われています。

上場は2015年で、チームの生産性の向上という意味から、Tickerを「TEAM」にしています。そして、こういった会社には珍しく、上場はNasdaqですが、本社の在籍地はロンドン、拠点はシドニーとなっています。

teamという会社

(出所:アトラシアン HP )

アトラシアンが使われる現場というのは、主にソフトウェア開発の現場になります。

ソフトウェア開発といえばIT産業がメイン顧客かと思われますが、実はそうではありません。トヨタ自動車が自動運転のプログラムを開発するように、今、すべての産業で、ハードウェアの開発以上にソフトウェアの開発が重要視されているのです。

アトラシアンの製品はこういった現場でポテンシャルを発揮します。つまり、今後、ソフトウェアベースの産業が発達する限り、アトラシアンの製品の需要は伸びてくるわけです。クラウドが伸びれば需要が伸びるOKTAのように、しっかりと時代のトレンドを踏まえたビジネスを行っていると言えるでしょう。

TEAMのパフォーマンスは?リターンは?

では、気になるTEAMのパフォーマンスについて見てみましょう。まずは2019年からの売り上げ推移を見てみましょう。

TEAMのパフォーマンス

(出所:TEAM IRf)

売上高は順調に右肩上がりになっています。Q2→Q3の伸びが小さいように見えますが、2019年度もそうであったことから、特に気にかける必要はないと考えています。直近期では33%の成長率となっています。

TEAMのIR

(出所:TEAM IR )

こちらは粗利率の四半期ごとの推移になります。こちらも粗利は驚異の86%越えです。粗利率が86%って、日本だと想像できない人も多いと思います。ただ、実際、そういうビジネスをしているわけです。

営業利益

TEAMのフリーキャッシュフロー

(出所:TEAM IR )

営業利益ベースでみると、当期の営業利益率は19%、FCFマージンは34%となっています。

いわゆる「40%ルール」に照らし合わせてみると、利益率ベースで52%、FCFマージンベースだと67%となっており、こちらも十分にクリアしています。

続いてチャートを見てみましょう。わかりやすいように、S&P500と比較しておきます。濃い青がTEAM、薄い青がS&P500です。TEAMが上場して以来、2016年からのチャートになっています。

TEAMの株価推移

(出所:Yahoo Finance )

S&P500が同期間で56%の成長に対し、TEAMは約6.5倍に成長しています。

OKTA同様、コロナショックでの落ち込みは非常に限定的でした。SaaS銘柄はコロナの影響をあまり受けなかった、というのが、サンプルが集まってくればいえるかもしれません。この辺は2000年のITバブル崩壊とは異なりますね。

ここからTEAMに投資するのはあり?なし?

では、ここからTEAMに投資するのはありでしょうか?

TEAMの魅力は高い利益率です。一方で、成長性については、OKTAほど自身を持てるわけではありません。

OKTAが「Amazonもマイクロソフトも」味方にできるのに対して、TEAMは独立性の高いビジネスになっています。逆にいえば、これらの企業がTEAMに代わる製品を作ってきたときに、TEAMは勝てるのか、ということが議論になるでしょう。

これまでのITサービスの競合の歴史を見ていると、そういったサービスが出てきても、共存自体は可能になります。しかし、そうすると、一般的には利益が減少します。そうなったときに投資対象として魅力的かどうかは、また別問題になります。

しかし、現在のFCFマージン30%超、粗利80%越えというのは非常に魅力的です。時価総額は5兆円足らずとまだ成長余地もあります。長期という点では疑問が残るものの、向こう3~5年の間は魅力的なビジネスであり続けるでしょう。

TEAMを買うことのできる証券会社は?

では、TEAMは、どこで買うことができるのでしょうか?

TEAMは、海外ETFを扱っている証券会社であれば、どこでも買うことができます。ネット証券であれば、マネックス証券、楽天証券、SBI証券、この3つの証券会社であれば、手数料等も含めて、それほど差はないのではないでしょうか。普段使っているところを使うとよいでしょう。

まとめ

プロジェクト管理ツールを提供するTEAMは、現在のところ、成長性、および利益については申し分ない状況です。特に利益については、粗利率が高く、まだまだ上昇余地を残しているという点から、非常に魅力的な会社でしょう。SaaS銘柄への投資基準とされる「40%ルール」も大幅に超えています。

TEAMのサービス自体は、今後GAFAMなどに模倣される可能性もあるかもしれません。しかし、3~5年の間は、魅力的な銘柄であり続けるのではないかと予想しています。

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