イメージワン、環境管理センターが連日の高騰!考察と今後の見通しについて

引用元:日経新聞 福島第一原発の汚染処理水が入ったタンク

先週(4/19~4/23)の日経平均は、一時28400円台を付ける大きな下げとなりました。終値では29020円と600円程戻す形にはなりましたが、前週比で-662円の下落となりました。月曜日、火曜日と連日で大きな窓を空けての下落となったので、少し驚いたという方も多いのではないでしょうか。

そんな中、先週の日本株式市場で注目を集めたのは<4657> 環境管理センター と<2667> イメージワンの2銘柄です。

今週に入って両銘柄とも信用規制強化を受けて急落していますが、先週、環境管理は3日連続ストップ高、イメージワンは今月スタート時600円台の株価が1800円に迫る約3倍の株価をつけるなど急騰。今回はこの2銘柄はなぜ急騰したのか、今後の見通しなどについて解説させていただきます。

急騰の要因

では、まずそれぞれの急騰の要因について見ていきましょう。

環境管理センター

こちらの銘柄は、中小株ながら1日の売買高が100万株を超えるなど、かなり注目されていることが分かります。

同社は環境総合コンサルタントで土壌汚染調査に強みを持ち、放射能測定業務にも積極展開していることから、福島第一原子力発電所事故に伴う放射能汚染に絡み、民間の放射能測定ニーズが高まりをみせていることが収益機会の拡大につながっている。また、トリチウム含有の処理水の海洋放出問題に注目が集まっていることから、株式市場でも関連銘柄を探す動きが活発になってきています。

参考サイト:みんかぶ

要するに「原発汚水処理」という材料の思惑で、買いが買いを呼んでいる状態です。

イメージワン

一方イメージワンは、

2020年8月に公表した、創イノベーションとの「ALPS処理水に含まれるトリチウムの分離技術」の共同実証試験(1次試験及び2次試験)について、1次試験の完了(2021年2月公表)に続き、今回2次試験の結果を発表した。

2次試験として、トリチウム濃度46万Bq/Lの模擬トリチウム水を用い、3回の分離及び蓄積の繰返し処理を実施した結果、分離側の濃度は全て1,500 Bq/L 前後の数値が得られた。一方、蓄積側は3回の処理後のトリチウムガスハイドレートの濃度分析から、相応のトリチウムの蓄積を確認することが出来た。分離側、蓄積側の両方の濃度確認により繰返し処理数に相当する濃縮・減容化が可能であることが確認出来たこととなる。

参考サイト:株探

こちらは、実証実験の結果を受けての上昇ということですね。

考察&今後の見通し

では、これら2銘柄について少し考察をしてみます。

まず共通点としてどちらも、HOTな話題である「汚染水」についての銘柄ということが分かりました。それぞれのチャートを見てみましょう。

引用元:Trading View

こちらは、環境管理センターの日足チャートです。大きな窓を空けて上昇していることが分かります。

引用元:Trading View

こちらは、イメージワンの日足チャートです。一見すると似たようなチャートですが、環境管理とは違い、続き足でしっかりと上昇しているのが分かります。

では、もう少し長期視点でチャートを見てみましょう。

引用元:Trading View

上が環境管理、下がイメージワンの月足チャートです。環境管理については、定期的に急騰し、長い上髭をつけ、その後下落しているというサイクルがあります。

一方、イメージワンについては、これまで大きな上髭が目立つということはなく、最高値をつけている、出来高が圧倒的に増えている、大きなダブルボトムの様な形状にも見えるなど好条件がそろっている印象です。

また、少し触れましたが上昇した材料も、

環境管理→思惑

イメージワン→実績

などのことから、もし「汚染水」関連銘柄で買うとすれば私はイメージワンを選びます。

今後の見通し

では、すぐに買うか?と言われればそれは難しいかなと感じています。理由は、やはりこういった材料株で怖いのは「ジャンピングキャッチ」ですよね。もし上の方で捕まってしまったら、損切できればいいですが、そのまま数か月もしくは数年塩漬けに、という経験をされた方もいるのではないでしょうか。

こちらをご覧ください。

引用元:Trading View

こちらはイメージワンの週足チャートです。長い上髭をともなう陰線で終了しています。

引用元:Trading View

値動きのイメージとして、同銘柄が急騰した2013年5月頃に似た動きをすることも想定できます。ここでは前回高値を抜けれず、下落に転じましたが、今回は出来高をしっかりともない抜けてくるというイメージもできます。

 

今後の共同実証試験については2次試験の継続実施に加えて実機設計のためのデータ収集を進め、2021年6月末を目途に、一連の実証試験報告書作成完了に向けて取り組んでいく。また、今回の試験結果を踏まえて、国内では福島第一原発ALPS処理水対策事業への採用、海外では米国、ヨーロッパ諸国等の原子力発電所保有国への技術紹介、採用等の事業展開をしていくとしている。

引用元:株探

こういった今後の展開にも期待できそうですし、汚染水問題は簡単に片付くものでもないと思うので、しっかり押し目を待って、少しずつ買い下がっていくようなイメージがいいのではないかと考えています。

まとめ

日経平均が大きく下げる中、急騰劇を演じた「汚染水」関連銘柄の環境管理センターとイメージワン。

しかし、詳しくみていくと微妙に違いがあるのが分かりました。

株式投資において失敗する原因にもなりかねない、飛びつき買いをせず、じっくりチャンスを待ち、投資することをおすすめします。

「そのまま行ってしまったら仕方がない」ぐらいで、チャンスをうかがうのがいいと考えています。

 

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