SHIB(SHIBA INU)の高騰と今後の見通しについて

1年間で100万倍近く価格が上がった、SHIB(SHIBA INU)コインをご存じでしょうか。ビットコインやイーサリアムが堅調に推移している中で、仮想通貨導入初期のような激しい値動きを見せています。

SHIBについては9〜10月頃から報道されはじめましたが、その時期に通貨を購入した人でも10倍以上値上がりをしており買っておけば良かったと後悔している人も多いはずです。

少し前まで無名だったコインの価格が急騰した背景には何があったのでしょうか。

経緯や今後の見通しについて考察していきます。

SHIB(SHIBA INU)の特徴

基本情報

SHIBは2020年8月にRyoshiと呼ばれる人物によってプロジェクトが開始され、現在は時価総額は2兆円を超え世界12位となっており、ビットコインのように総発行枚数の上限はなくため550兆枚ほどが流通していると言われています。

イーサリアムの規格ERC-20で作成されたトークンのためコンセンサスアルゴリズムはPoW(プルーフオブワーク)を使用していますが、今後PoS(プルーオブステーク)と呼ばれる従来のマイニングシステムの問題点を解決する新しい仕組みが導入予定となっています。

ドージコインキラー

同じ柴犬をモチーフとしたDogeコインの派生コインとして、SHIBは作られました。現在ではDogeコインのライバルポジションとして「ドージコインキラー」とも呼ばれています。

ネタで作られた通貨を意味する「ミームコイン」の代表格として有名になりました。

分散型取引所(DEX)ShibaSwap

ShibaSwap(シバスワップ)と呼ばれるDEX(分散型取引所)があり、そこで3つのトークンが発行されています。

  • SHIB
  • LEASH
  • BONE

DEXでは仮想通貨の交換(スワップ)以外にも、ステーキングと呼ばれる仮想通貨の預入を行うことで利息を得ることができ、SHIBを預けた場合はBONEを報酬として得ることができます。

NFTプラットフォームShibaNFT

 

普及が進んできているNFTの分野でもプラットフォームをもち、「ShibaNFT」を発行しています。

7777匹のオリジナルキャラクター(柴犬)を購入し育成、売買することができます。

SHIB(SHIBA INU)の購入方法

残念ながら日本国内の取引所では取り扱いがないため、SHIBを購入する場合には海外の仮想通貨取引所を利用する必要があります。取り扱いがある主な取引所は以下です。

  • Binance
  • Coinbase
  • KuCOin
  • Gate
  • FTX

USD建またはUSDT建の通貨ペアとなる場合がほとんどですので、他の通貨取引する場合も考えてステーブルコインのUSDT(テザー)を購入しておくと良いでしょう。

次の手順で購入することができます。

  1. 国内の取引所でビットコインやイーサリアムなどを購入
  2. 購入した仮想通貨を海外取引所に送金
  3. 海外取引所でBTC/USDT、ETH/USDTなどの通貨ペアで売買しUSDTを入手する

SHIB(SHIBA INU)急騰の経緯

SHIBはプロジェクト開始当初からほとんど値段がつかず、2021年に入るまでほぼ0円付近で横ばいに推移していましたが、その後価格上昇を続け2021年10月には開始からの1年間で約200万%以上の上昇率を記録しています。仮に最初の段階で1万円分通貨を購入していたとすると、200億円を手にしていたことになります。

株の世界ではテンバガー(10倍以上に成長する株)を見つけられるかというのが投資家の関心を集める話題となっていますが、SHIBはその比ではありません。

さらにビットコインやイーサリアムの上昇率を上回っていることからも、投資が過熱していることがわかるでしょう。

では2021年3月以降の値動きについて、チャートを振り返って見てみましょう。

3/15 イーロン・マスクがTwitterでSHIBについて発言

私はシバイヌを飼っている

イーロン・マスクはこれ以降も何度かSHIBについて言及しており、10/25にSHIBコインを全く持っていないと発言した際には一時15%下落しました。

4月 ドージコインの価格上昇に便乗

5月 Binanceやokexに新規上場

9月 Coinbaseに上場

10月 ロビンフッドへの上場に30万人の署名が集まる

ロビンフッドは米国で若者を中心人気がある手数料無料の株取引アプリです。

年間を通して好材料が出ているものの、9月以降の価格上昇については投資が異常に過熱している状況と言えるでしょう。

SHIB(SHIBA INU)今後の見通し

では今後SHIBの価格はどのように推移するのでしょうか。

結論としては、今のところ実用化の目処が乏しい投機目的の通貨だといえるため、価格は徐々に下がっていき、最高値を更新するのは当分先の話になると考えています。

もちろん価格を押し上げる要因もいくつか考えられます。

  • フリップニング効果の影響:イーサリアムの価格がビットコインの価格を上回ることで、ビットコインへの投資資金が他の通貨に流れる
  • クジラ・要人発言の影響:大口投資家であるクジラの発言で価格が変動する
  • ロビンフッドへ銘柄採用:売買の参加者が圧倒的に増える
  • スマートコントラクトの利用が進む:DEXやNFTの実用化がすすむ
  • 新規取引所への上場:新規取引所へ上場し参加者が増え流動性が高まる

ただしどれも不確定要素であり、短期的には実現しないものばかりです。

ビットコインやイーサリアムは技術実用化への期待や実社会での普及実績をもとに成長を遂げましたが、SHIBには今のところ成長への確かな裏付けとなるものが確認できません。

バイナンスCEOのChangpeng Zhao氏も以下のようにツイートしています。

「超高リスクのため、SHIBを支持しません」

10月末以降市場全体でメタバース関連の株や仮想通貨銘柄に資金が流れていることも価格を下げる要因になると考えています。

実際に取引の熱は冷めてきているようです。

柴犬コインのコインベースでの取引高シェアは、11月5日までの1週間は25%、その次の週は16.6%で第1位となっていたが、11月19日までの1週間では6.72%となり、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)に次ぐ第3位に後退した。「取引高の内訳を見ると、ビットコインとイーサリアムが第1位、第2位の座を取り戻した一方で、柴犬コインは個人投資家のミームコインへの盛り上がりが冷え込んでいるなか、まだ3位にとどまっている」

引用:コインデスクジャパン

玉石混交の仮想通貨の中でも、”ネタコイン”だからこそこれだけ盛り上がったのかもしれません。

価格急騰が一時的な「ネタ」で終わらないよう、さらなる価格上昇の好材料に期待したいところです。

まとめ

SHIBの価格高騰について一連の流れや今後について説明してきました。

現時点でさらに値上がりする見込みは低いと考えていますが、1通貨当たりの購入単価が低いということはメリットですので、余剰資金で購入するのはありです。他にも数種類ある柴犬系の草コインを買ってみるのもいいかもしれません。

宝くじよりは当たる確率が高いと考えて、気楽に投資するのがよいのではないでしょうか。

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