仮想通貨DeFiとは?そのメリットと始め方

みなさんは、DeFi(ディーファイ)という言葉をご存知でしょうか。仮想通貨ファンの方なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

しかし、聞いたことはあるけど、詳しくは知らないという人も多いのでは?今回は、そんなDeFiについてメリットや始め方などを解説していきたいと思います。

「買って売って儲ける」のではなく、「買って貸して儲ける」という、仮想通貨においてまた違った利益をもたらしてくれます。まだまだチャンスの多い分野だと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

DeFiとは?

DeFiとは「Decentralized Finance」の略で、日本語では「分散型金融」と訳されます。これまでの金融の世界では、「中央集権型」がメインでしたが、DeFiはイーサリアムのブロックチェーンを基盤とすることで、取引所などの管理者を必要とせずにインターネット上で誰でもアクセス・提供が可能となります。

現在、国内外を問わず、仮想通貨の取引所は「中央集権型」の取引所となっており、高い手数料が発生することや入出金に時間がかかるという問題を抱えています。しかし、DeFiの1つであるDEX(分散型取引所)であればこれらの問題を解決することができます。

DEXだと、素早く取引が完了する、手数料が低い、取引の保証はスマートコントラクトで行われるので安全性も高いなどメリットが多く、非常に注目されています。そして、このDEXに資金を預けることで、金利収益を得るという方法があります。

DeFiで稼ぐ方法

DeFiを活用して稼ぐ方法は大きく分けて2つの投資方法があります。

①DeFi銘柄への投資

1つ目は、DeFi銘柄へ直接投資する方法です。

DeFi銘柄といってもDEXが株式上場しているわけではないので、その取引所のガバナンストークン(分散型プロトコルの運営について、ユーザーをはじめとする関係者が投票するためのトークン)を直接購入するという形で投資します。

代表的なものだと、

・Uniswap

 

引用元:CoinMarketCap

今年1月の価格は5ドルでしたが、5月現在は40ドル付近(約8倍)で推移しています。

・CAKE

引用元:CoinMarketCap

こちらは、1月時点で0.6ドルだったものが、現在は40ドル付近(約66倍)となっています。

その他、COMPやBalancerなどのガバナンストークンも大きく上昇しています。これらの急騰から、いかにDeFi及びDEXが注目されているのかが分かりますね。

②資金をPoolする

もう一つの方法が、DeFiへ資金をPoolして金利収入を得るという投資方法です。

簡単に言うと、自身が保有する仮想通貨を貸し出して、貸し出してる期間中は収益を得ることができるというものです。

例えば、PancakeSwapでは、資金をプールすることによって手数料収入としてCAKEのガバナンストークンを獲得することが可能です。

もちろん、このCAKEは様々な取引所で取引がされており、取得したトークンを売ることによって利益を得たり、再投資することによって複利的に資産運用することもできます。

DeFiに資金をPoolするメリット

では、②の資金をPoolする方法に焦点をあてて、メリットを見ていきましょう。

・チャートに張り付く必要がない

資金を預け入れしておくだけなので、増やすためにトレードをする必要がなくなります。チャートをあまり気にすることなく、副業的に資金を増やすことができるので、精神的にも負担が少ない資産運用の方法の1つです。

 

・高い金利収入が得られる

現在のところ、非常に高い金利収入が得られるようになっています。

引用元:CoinMarketCap

こちらが、実際にPancakeSwapで提供されている通貨ペアです。

CAKEだと年利82%、CAKE/WBNBだと年利なんと13705%となっています。もちろん、利回りが高い=リスクが高いということでしょうが、投資先としてはかなり面白いものになりそうですよね。

始め方

では、DeFiに投資をしたい場合どのようにすればいいのでしょうか。順番に見ていきましょう。

①DeFi銘柄への投資の場合

1.仮想通貨を購入する

DeFi関連銘柄は海外の取引所でのみ購入することができます。そのため、投資する手順として国内取引所で購入後、海外取引所に送金するのが良いでしょう。ビットフライヤーDMMビットコインなどが安全性が高くおすすめです。

2.海外取引所に送金する

自分の目当ての銘柄が取引されている取引所に購入した仮想通貨を送金します。おすすめは世界最大の取引所であるバイナンスコインです。

そして、あとは取引所の手順に従い、購入するだけです。

②資金をPoolする場合

1.イーサリアムを購入する

基本的にDeFiはイーサリアム上のブロックチェーンで提供されています。そのため、イーサリアムを購入する必要があります。これは国内取引所で購入しても、海外取引所で購入しても問題ないですが、日本円を入金する際の手間を考えると国内取引所で購入するのがいいかと思います。

2.イーサリアムをイーサリアムウォレットへ送金する

次に、購入したイーサリアムをイーサリアムウォレットへ送金します。イーサリアムウォレットとは、イーサリアムを保管することができるウォレットサービスのことです。イーサリアムウォレットは色々なサービスが存在していますが、メジャーな「MetaMask」がおすすめです。

引用元:MetaMask

3.イーサリアムウォレットとDefiサービスを結びつける

MetaMaskに送金ができたら、Defiサービスと結びつける必要があります。

引用元:Compound

こちらはDeFiサービスを提供している「Compound」というサービスですが、右上に『APP』というボタンがあります。こちらをクリックすると、提携できるウォレットを選択することができますので「Metamask」を選んで提携させましょう。

4.自分の資金を貸し付ける

提携が完了したら、希望するトークンを選択して自分の資金をプールしていきましょう。基本的に手数料収入はガバンナンストークンで受け取ることができます。

まとめ

今年に入り、非常に注目を集めているDeFiについて詳しく見てきました。

もちろん様々なリスクは考えられますが、投資先としては充分、検討の余地はあるかと思います。

特に普段、チャートをあまり見れないサラリーマン投資家には、いい投資かもしれません。ただし、あくまでも余剰資金での分散投資の一つとして考える程度がいいのではないかと考えています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。