外貨建て保険の勧誘を受けたらどうする?加入すべきではない理由

外貨建て保険に潜むカラクリとは!外貨建て保険に投資すべきなのか!?

みなさまは、外貨建て保険の勧誘を受けたことや、検討をしたことはありますでしょうか。

一時期に比べCMなどは減ってきたとはいえ、外貨建て保険は、投資のような、貯蓄のような、保険のような、そんな商品として、サラリーマンを中心に良く紹介さえている商品です。

今回は、そんな外貨建て保険のカラクリと、投資すべきかどうかについて、解説したいと思います。

外貨建て保険のセールストークを知る!

まずは、外貨建て保険がどういうものかについて解説しましょう。

よく言われる、外貨建て保険のメリットは以下のようなものです。

外貨建て保険のメリット1:利回りの高さ

1つは、利回りの高さです。外貨建て保険の中には、積立利率3%保証を謳っている保険もあります。これは、日本の保険に比べると、高い利率になっています。

保険の利回りは、計算が難しいのですが、一般的には、積立利率が高い方が、最終的な戻りの金額は高くなります。日本円建ての保険では出せないメリットを、外貨建て保険だと受けることができるのです。

外貨建て保険のメリット2:保証の強さ

もう1つは、いざという時の保証です。多くの外貨建て生命保険は、死亡した場合、高度障害の場合には、保険金が帰ってきます。

もし、来年あなたが死んでしまった時に、家族にお金を残すことが出来る。障害に掛かってしまった時に、家族に迷惑をかけないなど、様々な不安に備えることができる。もともとの保険の目的である、「保証」があるというのが、他の金融商品と異なる部分になります。

この「資産形成」および「保証」を両方とることができる、というのが、外貨建て保険のメリットだと言えるでしょう。しかし、これは本当にメリットなのか、検証していきましょう。

保証は確かにメリット、しかし、よく考えた方がよい

保証に関しては、確かにメリットが多くあるでしょう。縁起でもない話ですが、来年、死亡した時に、低い掛け金で、多くの生命保険を受け取ることができるからです。高度障害についても同様です。

これは確率の問題なので、必要である人にとっては必要でしょう。

しかし、本当に「ドル建て」である必要があるのかどうか、そこを検証すべきではないでしょうか。

すぐにお金が欲しい場合、円建ての方が有効かもしれませんよね。また、ドルを円にする、円をドルにする、2つのタイミングで手数料を取られます。

保証単品で見た場合、円建ての方が、トータルでかかるコストも少なくなる可能性があります。きちんと比較したうえで、検討をした方がよいでしょう。

投資商品として見ると、利回りは驚くべき数字に!

では、投資商品としての側面を見てみましょう。まず、投資商品としての保険のメリットは、元本保証になります。

しかし、外貨建ての場合、為替リスクの担保はもちろんしてくれません。そして、投資商品としての利回りですが、もちろん差はあれども、だいたい30年~35年で、20%~30%の利回りを想定している商品になります。

仮に、積立投資だとすると、税引き前で1.5%に満たないくらいの商品になります。

利回り1.5%は、もちろん定期預金に比べれば高い数字になります。しかし、アメリカの10年債の利回りよりも安いことも事実です。(アメリカの10年債の利回りは、現在3%前後、悪い時でも1.5%前後をキープしていました。)

もちろん為替リスクは同程度です。しかも、最初の10年~20年は、リターンがマイナスになります。

すぐにお金が欲しい時に、お金が出せない、というリスクも存在するのです。

ではなぜ、外貨建て保険がここまで売れているのか?

よく考えてみると、保険としても、投資商品としても、魅力的ではないように見える、外貨建て保険ですが、それがなぜここまで話題になっているのでしょうか。

理由として最も大きいものは、「金融機関の手数料が高い」からです。

金融機関の人たちにとって、勧めることにメリットがある商品なんですね。

以前の記事「株も投資信託も銀行窓口・店頭ではなくネット証券口座で買うべき理由」でも紹介したように、投資家にとっての利益と、金融機関にとっての利益は異なります。

外貨建て保険が売れている理由はシンプルで、「金融機関の人が頑張って紹介しているから」なのです。

投資家としては、冷静な目が必要でしょう。

金融庁が2016年に出したレポートでも、外貨建て保険は、「個々のシンプルな商品を組み合わせ、複雑にすることで、高い手数料をとっている、顧客本位ではない商品」と指摘されている。金融庁は、長期投資の有効性、重要性を広げることを推進しており、そこで外貨建て保険が批判されているのです。

もちろん、メリットがあるケースもあります。しかし、金融機関のセールストークが、必ずしも我々にとって有益であるとは限りません。外貨建て保険のセールスは、その際たるものと言ってよいのではないでしょうか。

外貨建て保険に潜むカラクリとは!外貨建て保険に投資すべきなのか まとめ

外貨建て保険は、「保証」と「資産形成」の両面で役に立つ商品だとして、外貨建て保険の勧誘を勧めている人は多いでしょう。

しかし、「保証」を選ぶにしても、「資産形成」を選ぶにしても、外貨建て保険はその高コスト体質のため、投資家へのリターンは少なくなってしまいます。金融庁も、コストの高さを指摘している商品です。

外貨建て保険に入ろうとしている人は、その必要性について、もう1度検討した方がよいのではないでしょうか。

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