アメリカ中間選挙の結果と今後の政権運営【ねじれ議会と対立必至】

アメリカ中間選挙の結果は?予想とどう違った?今後の政権運営はどうなる?

アメリカの中間選挙が、日本時間の6日深夜に行われました。すでに結果は出ており、各社が様々な報道をしています。

サラリーマン投資家として気になるのは、「で、我々はどういう行動をとればいいの?」ということではないでしょうか。

今回の選挙の結果と、それをもとに、何がどう変わるのかについて、解説したいと思います。

中間選挙、下馬評はどうだったの?

まずは、そもそも、中間選挙の下馬評はどうだったのか、確認しておいた方がよいでしょう。

なぜならば、市場はすでに下馬評を織り込んでいる可能性があります。もし、選挙の結果が、「下馬評通り」であれば、そこから市場への影響は少なくなるからです。

では、今回の下馬評は、どうだったのでしょうか。確認していきましょう。

そもそも、今回の予想は、非常に難しいものでした。なぜ難しくしているかというと、上院と下院で、動きが異なるからという点と、あとは、トランプ「らしさ」が争点となっているからです。

一般的には、上院、下院ともに、トランプ大統領が所属する共和党が優勢になる見込みでした。上院においては、改席数が、上院は民主党が多く、共和党が少ない、一歩言う、下院は、共和党の候補者が、そもそも出馬をやめたり、州知事選に鞍替えしたりといったような状況があり、民主党に有利なのではないか、とささやかれていたからです。

そして、何より、トランプ大統領という存在そのものが、選挙をわかりづらくしています。

トランプ大統領は、対立をあおる構図を描くタイプの政治家です。マスコミをよく批判します。そのため、マスコミや、リベラルな層からは、どうしても反発を受けます。歌手であるテイラー・スウィフトが、民主党支持をしたというのは、トランプ政権ならではだといえるでしょう。

しかし、トランプ大統領には、熱狂的なファンも多いのです。

しかし、彼らは、表に出てくることが少ないので、メディアだけをとらえていると、民主党有利に見えるかもしれません。しかし、2016年の大統領選挙でも、ヒラリー氏有利の下馬評を覆したことを考えると、共和党への支持は想像以上に厚いと考えるべきだ、という声も聞こえていました。

こういった、さまざまな要素が、中間選挙を難しくしていました。そのため、市場も、選挙の動向をうかがうような、大人しい値動きだったのです。

参考:トランプの貿易戦争はどこまで続く?中間選挙と今後の株価の見通しについて

2018年米大統領選の結果は?それを受けてのアクションは?

では、実際、米大統領選の結果はというと、上院は共和党が、下院は民主党が勝利しました。今後は、ねじれ国会が続くことになります。

これを受けて、それぞれの政権は、どのようにとらえているのでしょうか。

トランプ大統領は、さっそく、ツイッターで、「たくさんのお祝いをもらった。通商協定について、私に期待する外国の友人からもだ」とコメントするなど、勝利である姿勢を強めています。

トランプ大統領および彼らの側近は、「トランプ大統領のおかげで、上院が勝利した」と言いますし、トランプ大統領に反対する人たちは、「トランプ大統領のせいで、下院を失った」と言います。

こういった、評価が分かれているところにも、今回の結果が、なかなか予測が難しく、今後の政権運営が、難しいものであることを示しています。

今後、トランプ政権の運営はどうなる?

では、今後、トランプ政権は、どうなっていくのでしょうか。少し考えてみたいと思います。

下院では、トランプ大統領および政権運営への圧力が強くなるでしょう。そういう観点で言うと、トランプ大統領の政策は、通りづらくなるのでしょうか。

個人的には、そこまでいびつな関係にはならないと思います。なぜならば、アメリカは、上院・下院が基本的には対等な関係であり、かつ、大統領の権限が強いからです。しかしながら、トランプ大統領が、下院の対策に使う時間は増えるかもしれません。

それ以上に注意したいのは、トランプ大統領のパフォーマンスが、さらに強くなることです。特に、外交分野は、大統領の専権事項であるため、再来年の大統領選挙に向けて、トランプ大統領がプレゼンスを発揮する場として、外交を選ぶ可能性は小さくないでしょう。

そうなると、米中関係はもちろん、日米関係も少し関係が変わる可能性があります。そういう観点で、今後、トランプ大統領が、どういう外交政策をとるかには、注意が必要だといえるでしょう。

今後の政権運営はどうなる? まとめ

アメリカ中間選挙は、予想が難しいといわれていた下馬評通り、下院は民主党、上院は共和党が修理する形になりました。

今後は、ねじれ議会の運営が続く形になります。

とはいえ、日本と異なり、アメリカは大統領の権限が強いため、トランプ大統領が方針転換することは考えづらいでしょう。

しかし、形はねじれになった以上、トランプ大統領は、大統領の専権事項である、外交に力を入れ、プレゼンスを示そうとしてくるかもしれません。今後は、主に外交政策に、我々は注意を払う必要があるといえるでしょう。

ここまで、選挙の動向、結果および、これからのアメリカの政権運営についてまとめました。次回は、この選挙を受けて、サラリーマン投資家はどう行動するか、を解説したいと思います。

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