楽天VTIは本当におすすめできるのか?メリットとデメリットを解説

楽天VTI

楽天VTIは「いい投資先」なのか?楽天VTIへの投資を考える

先日、VOOやSPY、IVVなど、S&P500に分散するETFについて話をしました。

こういったいわゆるアメリカの大きい企業に投資するのは、過去のリターンから見ても長期的に上昇する可能性が高く、投資を始めたばかりの人にぴったりな投資先だといえるでしょう。

同様に、米国株すべてに投資できる、VTIも魅力的なETFの1つです。

その「VTI」に間接的に投資できる、「楽天VTI」という商品もあります。

では、投資対象として、VTIと楽天VTI、どちらが優れた投資先なのでしょうか。根拠も含めて解説を行います。

楽天VTIとはどういった商品?

楽天VTIは、楽天投資顧問が設定している投資信託になります。その名の通り、バンガード社の「VTI」と連動していて、基本的にはすべてVTIに投資するファンドになります。

実質的には、VTIを投資信託で買えるサービス、ということが正しそうです。また、為替のヘッジは行っていません。

VTIは世界中で3番目に純資産額が大きいETFであり、全米すべての株式に投資できるETFです。

以前説明したVOOSPY同様、米国の経済成長を受けて、安定した値上がりをもたらしてくれる株として、非常に人気があります。(私個人としても投資対象としておすすめできます。)

このETFを、「投資信託」という形で行えるのが、楽天VTIのメリットといえるでしょう。

実際、設定来、純資産を伸ばし続け、2020年5月には、楽天VTIの純資産も1000億円を突破しています。日本のインデックス投資信託としても、メジャーになりつつあるのです。

楽天VTI

(出所:楽天投資顧問 )

楽天VTIとVTIを比較すると、どちらがおすすめなのか?

では、楽天VTIと本家VTI、どちらを買えばいいかわからない、という人も多いのではないでしょうか。

しかし、この2つ、似ているようで、(実際パフォーマンスはもちろんほぼ同じですが)実は適した投資スタイルというのがあるのです。違いを紹介していきましょう。

楽天VTIのメリット:定額で買い付けを行える

まず1つの大きなメリットは、定額で買い付けを行える、ということです。楽天VTIは投資信託で、1口から買うことができます。つまり、毎月同じ金額を積み立てることができるということです。

つまり、ドルコスト平均法が使えるわけです。

たとえば、今月VTIが100ドル、来月150ドルだったとします。毎月の積立が2万円しかできない場合、今月も来月も買えるのが1株です。しかし、投資信託なら、定額で買い付けを行うことができるのです。ドルコストはある程度理に適った投資法であり、少額で始めるには、楽天VTIの方がよいのです。

楽天VTIのメリット:とにかく面倒くさくない

もう1つのメリットは、とにかく楽だということです。ETFであれば、分配金の再投資も自分でやる必要がありますし、そもそも円をドルに変える必要もあります。

一方楽天VTIは、分配金をそのまま再投資してくれますし、ドル転する必要もありません。最初に積み立て設定さえすれば、あとは放っておけば積み立てを自動でしてくれて、再投資までしてくれるのです。これもメリットの1つでしょう。

楽天VTIのデメリット:リアルタイム性に欠ける

楽天VTIのデメリットは、即日性にかける、ということです。投資信託のため、基準価格は1日1回しか変わりません。たとえば、相場の前半で大きく上がって、後半大きく下がった場合、デイトレードであればその利ザヤで稼ぐこともできます。

しかし、投資信託の場合は、そういったうねりをとることはできません。タイミングを見て投資をしたい場合は、リアルタイム性の強いETFの方がメリットが大きそうです。

楽天VTIのデメリット:隠れコストがかかる

もう1つのデメリットは、隠れコストです。

VTIの場合は、経費率は0.03%と、世界で最も安い水準です。

一方、楽天VTIは、2019年9月発表の資料によると、0.23%となっています。

この差分の0.2%は、楽天VTIを作る上でのコストになります。保管費用や監査費用、加えて楽天投資顧問への信託報酬がかかるのです。実際、ベンチマークに対して経費分は下振れた実績になることが多くなります。

VTIは十分高いリターンが期待できますが、より高いリターンを狙うのであれば、ETFを選んだ方がよいといえるでしょう。

まとめ

楽天VTIは、人気のETFであるVTIを投資信託で買える、という仕組みです。VTI自体が素晴らしいETFであるため、楽天VTIも人気があり、2020年5月には純資産1000億円を突破しています。

楽天VTIとVTIを比べると、楽天VTIは手軽で毎月定額なことがメリット、VTIはリアルタイム性とコストの安さが魅力であると言えるでしょう。

もし、大きな資産があり、一括で運用していくのであれば、本家であるETFのVTIを買い、毎月小さく積み立てていき、将来に大きな果実を得たいのであれば、楽天VTIに投資する。そういった投資スタイルによって、どちらを選べばいいかは変わってきます。あなたの投資スタイルに合わせて、適切な商品を選ぶことをお勧めします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です