SBIソーシャルレンディングの評判と特徴を調査しました。
前回までは、ソーシャルレンディング事業者最大手である、maneoについて紹介を行いました。
前回の記事⇒maneoの評判とファンドの特徴について
maneoが組成するファンドの特徴としては、プレリートや、不動産担保ローンなど、不動産をフックにしたファンドが多いことです。
不動産という資産があるため、仮に、出資先の事業がうまくいかなかったとしても、不動産を担保にしているため、全くの貸し倒れがある可能性は低くなっており、全体としてリスクを抑えられています。
そのため、リターン自体は、4%~6%前後と、そこまで高くないものが多くなっています。ソーシャルレンディングの中でも、比較的低リスクなものから始めたい人に、おすすめのソーシャルレンディングと言えるでしょう。
今回は、SBIホールディングスのグループ会社である、SBIソーシャルレンディングについて紹介したいと思います。
Contents
SBIソーシャルレンディングとはどのような会社?
SBIソーシャルレンディングは、SBIホールディングスの子会社になります。
創業は2008年と、maneo同様、日本では歴史あるソーシャルレンディング事業者になります。
SBIソーシャルレンディングの特徴は、低手数料で成長してきたSBIホールディングスらしく、業界最安値のスプレッドというところです。ソーシャルレンディング事業者の手数料は、投資家側からすると、できるだけ小さくしたいコストになります。そのコストを抑えられるというのは、投資家側からすれば大きなメリットになります。
また、もう1つの特徴としては、組成するファンドの種類の多さになります。多くのソーシャルレンディング事業者が、海外や、不動産など、テーマごとに強みを見せている中、さまざまなファンドを組成できるのは、さすが大手のグループ会社といったところでしょうか。
SBIソーシャルレンディングのファンドの特徴は?
SBIソーシャルレンディングが組成しているファンドで、代表的なものを紹介しましょう。
SBISLカンボジア技能実習生支援ローンファンド
このファンドは、日本で働くカンボジアの技能実習生に、貸付を行うファンドになります。カンボジアの実習生の多くは、日本で技能実習生になるために、出光セゾンマイクロファイナンスという会社から、留学資金を借りて日本に来ることが多くあります。彼らにとって、この借金というのは決して軽いものではありません。
この借金をこのファンドで肩代わりして、技能実習生が毎月返済することで、リターンを得るファンドになります。社会的意義は大きいものの、無担保であり、リスクが高く、また、毎月基準額に貸付が足りなかった場合は、次回に持ち越しになるスキームになっています。期待利回りは10%となっていますが、少しリスクが高いかもしれません。
SBISLメガソーラーブリッジローンファンド
このファンドは、太陽光発電に出資するファンドになります。太陽光発電は、国が買い取り価格を決めており、価格リスクが少ないビジネスになります。その太陽光発電の会社に出資し、太陽光パネルや土地の地上権を担保としながら、売電で得た利益をリターンとできるファンドです。期待利回りは7%となっています。
また、こちらの太陽光ビジネスはプロジェクトファイナンス方式をとっており、事業売却によってもリターンを得ることができます。
SBIソーシャルレンディングの口コミは?
「ソーシャルレンディングを始める際に、いろいろな事業者を検討しましたが、大手の安心感からSBIに決めました。実際にやってみると、さまざまな種類のファンドから選べるので、自分でリスクとリターンを考えて、ファンドの組み合わせができることが気に入っています。」
SBIソーシャルレンディングはこういった人におすすめ!
低コストにこだわりたい人
ソーシャルレンディング自体はリスクがあり、ボラティリティがありますが、コストは一定です。そのため、コストを下げることが、高いリターンを得る第一歩になります。そういった観点では、低コストのSBIはおすすめでしょう。
さまざまな種類のファンドを組み合わせたい人
他のソーシャルレンディング事業者が得意分野に特化している中、SBIは様々な種類のファンドを組成しています。複数の種類のファンドに投資をできるのは、リスクヘッジになります。ソーシャルレンディング内でも、さまざまなファンドを組み合わせたいという人は、SBIを選ぶのがよいでしょう。
SBIソーシャルレンディングに関するまとめ
SBIソーシャルレンディングは、SBIホールディングスの子会社であり、2008年から事業を開始しています。
SBIの特徴としては、業界最低水準の手数料と、大手のグループ会社らしく、さまざまな種類のファンドを扱っていることです。手数料が低いことも、分散投資ができるということも、長期的な視点で見ると、リスクの低減につながります。
もともとソーシャルレンディング事態は、ある程度のリスクを負う必要がありますが、こういった取り組みをすることで、全体でリスクを抑えることができます。
特定のファンドではなく、いろいろなファンドを組み合わせて、ソーシャルレンディングでも分散投資をしたい人にとっては、SBIソーシャルレンディングが、おすすめの事業者であるといえるでしょう。
maneoについては
⇒maneoの評判とファンドの特徴について
クラウドクレジットについては
⇒クラウドクレジットの評判とファンドの特徴・新興国リスクについて
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