未来のテクノロジーに投資する!ハイテクセクターの魅力とは?
突然ですが、このブログを見ている皆さま、端末は何で見ていますでしょうか?
パソコンなら、「Windows」か「Google chrome」「MacOS」で見ている人がほとんどではないでしょうか。また、モバイルなら、大半の人がiPhoneを使ってみているのではないでしょうか。
そういう私も、携帯電話はiPhoneですし、WebブラウザはGoogle chromeを使用しています。
これらはすべて、テクノロジーの進化によるものです。
マイクロソフトがWindows95を出したのは、23年前です。23年前には、もちろんFacebookもありませんでしたし、Googleも世の中にはありませんでした。
アップルはスティーブ・ジョブズが経営から離れ、苦戦をしていました。それが今や、ハイテク銘柄は世界の時価総額上位を占めています。
今回は、そんな情報技術セクターへの投資について解説したいと思います。今をときめくハイテクセクターは、投資する価値はあるのでしょうか。
ハイテクセクターは魅力的な市場?
まずは、ハイテクセクターについて、解説しましょう。
ハイテクセクターは、ここ数年、アメリカのみならず、世界中の株式市場を牽引してきたセクターになります。それは、時価総額世界ランキングを見てもわかるのではないでしょうか。
2008年と、2018年の、時価総額世界ランキングを見てみましょう。
2008年ランキング
(出所:世界四季報)
2018年ランキング
(出所:Think180around )
2008年にはマイクロソフト1銘柄だけだったものが、今や中国含め、10位までの間に6社ハイテクセクターがランクインしています。時代の移り変わりの激しさを感じるとともに、ハイテク銘柄の強さが理解できるのではないでしょうか。
実際、世の中はIT革命と前で大きく変わりました。
今や、企業も、個人も、ITなしでは生きていけない世の中です。また、IT革命は進行中であり、今は、IOTや、人工知能など、まだ世の中にはあまり出ていない、これから先に社会を変えていく技術もあります。
こういった技術、未来に投資ができるのがハイテク株なのです。ハイテクセクターは、これまでの10年、社会、そして株式市場を牽引してきました。また、今後先10年も市場を牽引することが期待されています。その観点からも、ハイテクセクターは魅力的な市場であると言えるでしょう。
ドットコムバブル崩壊の再来はあり得る?
ハイテク銘柄を懸念する人たちの中には
「ハイテクセクターは、今は調子がいいけれども、過大評価されているだけではないのか」
という人たちもいます。
実際、2000年ごろにも、ハイテク株が流行したことがありました。新興市場である、ナスダックの指標である、ナスダック総合指数の推移を見てみましょう。
2000年ごろに、ナスダック総合指数は5000ポイントをつけました。これがドットコムバブルです。
当時は会社名に「.com」をつけるだけで、株価が上がるとまで言われていました。
しかしながら、2001年にはバブルは崩壊し、その後、ナスダック総合指数は1000ポイント台まで下落しています。今は第二次ハイテクバブルであり、またかつてのようにバブル崩壊が起きるのではないか、というのがハイテク懸念派の意見です。
しかし、私は、今はハイテクバブルではないと思います。それは、セクターの予想PERにあまり差がないからです。
2017年4月に三菱UFJ国際投信が出した、予想PERの表を見てみましょう。
(出所:三菱UFJ国際投信)
このように、2017年時点で予想PERが高いのは、意外にもエネルギーセクターです。
情報技術セクターは、平均よりは高くはあるものの、他セクターとそこまで差がないことがわかります。ドットコムバブルの時は20ポイント近い差がついていたことを考えると、現在のハイテクセクターは、投資家の期待値に実態が追い付いてきている、と考えることができるでしょう。
実際、ハイテク銘柄は十分な利益を出しているため、ハイテク銘柄だけが大きく下げる、ということは考えづらいでしょう。昔に比べてハイテクセクターのポーションが大きくなっている分、相場が悪化したときの影響は大きいかもしれませんが、それはハイテク銘柄特有のものではないかもしれません。
ハイテクセクターは今後も魅力的な市場だ!
ハイテクセクターは、ここ10年、株式市場を牽引してきました。
そして、IT革命はまだ真っただ中であり、今後もしばらくの間、ハイテクセクターは市場を牽引していくでしょう。
現在のハイテクセクターの盛り上がりを、第二のドットコムバブルと言う人もいます。
しかし、前回のドットコムバブルの時に比べ、予想PERが全体とは乖離していないこと、ハイテク銘柄がきちんと利益を出していることから、このハイテクセクターの盛り上がりは、バブルではないと推測できます。
今後も成長がつづきそうなハイテク銘柄、投資対象として、検討してみてもよいかもしれませんね。
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