インカムゲイン投資におすすめの配当貴族、配当王銘柄を紹介(連続高配当)

インカムゲイン投資をするなら、狙うべき「配当貴族」と「配当王」!

前回、逆イールドカーブが起こるかもしれないということについて解説しました。

現在、米国2年債と米国10年債のスプレッドが縮まりつつあり、逆転しそうなチャートになっています。

この利回り差が逆転すると、景気後退が起こると言われており、これまでの投資戦略を変えてくる人もいるかもしれません。

前回の記事⇒景気後退の兆し?注目すべき「逆イールドカーブ」とは?

こういう局面では、投資を休むというのも一つの選択肢ですが、いつリセッションが始まるかというのは、誰にもわからないものです。なので、もう1つの戦略として、連続増配高配当株に投資する、という方法があります。

今回は、この、「連続増配高配当」について、解説していきます。

米国株は投資家に誠実な市場である

そもそも、基本として押さえておきたいのは、投資による利益には、インカムゲインとキャピタルゲインがある、ということです。

参考:個人投資家はキャピタルゲインとインカムゲインどちらを重視すべきか?

キャピタルゲインは、株価の上下による収益です。相場が良ければあがり、悪ければ下がることがあります。

一方、インカムゲインは、配当金による収益です。

こちらはキャピタルゲインに比べ安定しています。米国株に投資する人たちの中では、インカムゲインを期待して投資する人が多くいます。

インカムゲインに期待する人が多い理由は、米国に上場している企業は、より株主のほうを向いて経営をしているからです。

たとえば、日本企業の場合、減配というのを意外とあっさりやってしまいます。

しかし、アメリカ企業の場合、減配するということは、ほとんどありません。

なぜなら、配当企業にとって、減配というのは、株主から見れば、裏切りと同様なのです。

業績が悪くなったからといって、配当を簡単に減らすと、株主は、株主に還元する気持ちがないと判断し、株を売却してしまいます。

そういうカルチャーがあるので、どの企業も配当を減らすということはあまり行いません。

たとえば、昨年GEが減配しましたが、その後、GEの株価が大きく下がったのは、記憶にある方もいるかもしれませんね。

このように、米国株の配当は、日本に比べて安定していることが多いため、米国株はインカムゲイン投資としていい市場だ、という人もいますし、実際にそうでしょう。実際、私も、一部資金を配当金投資に回しています。

インカムゲイン狙いの投資で知っておきたい、「配当貴族」と「配当王」とは?

では、インカムゲイン狙いの投資をする場合、どういう点に注目すればよいのでしょうか。

1つは、配当利回りです。配当利回りとは、投資した金額に対する配当のリターンになります。

たとえば、1株が100ドルの銘柄があったとして、その株式の配当金が、年3ドルであれば、その株式の配当利回りは、3÷100=3パーセントで計算されます。

もう1つ知っておきたいのは、連続増配年数です。連続増配年数とは、何年連続で増配しているか、ということです。

もちろん、配当金は、一定ではありません。

先ほどの例では、配当3ドルでしたが、それが翌年には、配当が3.3ドルになることもあります。これを増配といいます。アメリカは、わずかながらも、増配を行うことで、株主に報いるという文化がある市場になります。

よって、この、連続増配が長ければ長いほど、今後も増配を続けてくれる可能性が高いのです。

ちなみに、アメリカでは、この、連続増配年数が25年以上のものを「配当貴族」、50年以上のものを「配当王」といいます。

長期投資と配当貴族、配当王

この、連続増配という考え方は、長期投資においては非常に有効です。なぜなら、投下した元本は変わらず、配当金が連続増配されることで、どんどん大きくなっていくと、結果的に、投下した資本に対するリターンは年々大きくなるからです。

もう少し具体的に解説しましょう。たとえばある年に配当利回り3%の100ドルの株式があったとしましょう。

そして、これが、年わずか2%の増配を繰り返したとします。そうすると、1年目のリターンは3ドル、2年目のリターンは、3.06です。増えたのはわずかに0.06ドルでしかありません。

ところが、これを35年繰り返したとします。

そうすると、複利効果で、配当利回りは、6%近くまで上昇するのです。

さらに、この、配当金を再投資したとすると、1年の配当金は14.4ドルになり、最初に投資した100ドルと比較すると、年間15%近いリターンを生み出すことができるのです。

このように、連続増配が長い銘柄に投資すれば、複利効果もあり、将来高いリターンを得る可能性が高くなるのです。これが、連続増配株に投資するメリットだと言えるでしょう。

配当貴族、配当王の銘柄紹介

では、実際に、配当貴族、配当王にはどのような銘柄があるのでしょうか。

実は、配当貴族銘柄は、103社もあります。日本で25年以上配当をキープしているのが、花王の1社だけであることを考えると、米国株市場がいかに、投資家に対して向き合っているかがわかるのではないでしょうか。

一方、50年以上増配を続けている、配当王銘柄を見てみましょう。

配当王だけでも27社存在します。

最も長く連続増配をしているのは、アメリカン・ステイツ・ウォーターという銘柄です。

こちらは64年の連続増配になっています。

上位には、P&Gや3M、ジョンソンエンドジョンソンといった、日本でもよく知られている銘柄もあります。

傾向としては、Utilities(公益、つまり電気やガスなどのインフラ)セクターが多いことが挙げられます。彼らは大きく成長しないビジネスながら、地域のインフラを担っており、安定した収益を得て、それを株主に還元しているのです。

配当王、配当貴族、どの銘柄を買えばいい?

しかしながら、配当王、配当貴族で130銘柄あり、具体的にどの銘柄を買っていいかわからないですよね。では、具体的に、どの銘柄がおススメなのかを紹介したいと思います。

個人的に、増配年数の長さは、ある一定以上であれば問題ないと考えています。25年以上増配しているのであれば、基本的に、GEなどの事例を除き、これからも増配が期待できるでしょう。

なので、この銘柄に入っている以上、増配年数は気にしなくてもよいと思います。

では、何で見るべきでしょうか。ポイントは2つあると思います。

1つは、配当利回りです。配当利回りが高ければ、現時点のリターンも、今後のリターンも高くなることが想定されます。特に、キャピタルゲインと異なり、インカムゲインで得られるリターンは、最初はそんなに高くないため、できればある程度、配当利回りがある銘柄に絞ったほうがよいでしょう。

実際、今の米国10年債の利回りが3%程度なので、3%というのは、ある程度目安になるかもしれません。

もう1つは、セクターです。セクターにおける注意点は、ある程度セクターを分散させることです。

たとえば、先ほど説明したように、連続増配銘柄には、公益セクターが多く出てきます。これらは原油価格の影響をもろに受けます。また、金融株は、景気後退時には価格が下がりやすいと言われています。

インカムゲインがあがっても、株価が下がってしまったら元も子もないので、ある程度分散をさせて、投下資本の価値が下がらないように努めるのがよいでしょう。

配当貴族、配当王かつ高利回りな銘柄15選

では、その基準で、銘柄を見てみましょう。配当利回りで並べ替えると、以下のようなランキングになります。

1位はAT&Tになります。

アメリカの通信会社です。配当利回りは、なんと6.4%になります。最近はタイムワーナーの買収を行うなど、メディア事業にも手を広げています。通信業界は、価格競争が激しいことから、現在は株価が低迷しています。

しかし、その分、配当は高くなっており、配当利回りの観点では、魅力的だと言えるでしょう。

2位にあるタンガー・ファクトリーは、アウトレットを運営する企業です。30以上のアウトレットを保有しており、業績もまずまずで推移しています。あまり日本では知られていませんが、利回りの高さからも魅力的な企業だと言えるでしょう。

3位のアルトリア・グループは、アメリカ国内でタバコを販売している企業になります。FDAの電子タバコ規制や、大麻の解禁など、こちらも外部要因から、現在は株価を下げていますが、こちらも業績自体は比較的安定しており、今の配当利回り水準では、魅力的だと言ってよいでしょう。

この他にも、エクソンモービルや、ユニバーサルなど、日本でもなじみのある企業もランクインしています。まずは自分の知っている、なじみの深い企業から買うのも1つの手かもしれませんね。

配当王銘柄、米国株を買うならサクソバンク証券

上記で紹介した配当王銘柄を買うなら「サクソバンク証券」がおすすめです。

サクソバンク米国株比較

従来まで米国株はマネックス証券、楽天証券、SBI証券が取り扱っており、手数料も似たような感じでした。

ですが、2018年より外資系のサクソバンク証券が格安の手数料で参入し、評判が高まっています。

サクソバンク証券は外資系とだけあり、米国株の他にも欧州株など、他の証券会社にはない銘柄も多く取り扱っていますので、海外株投資家にとって重宝したい口座となっています。

参考:サクソバンク証券の米国株の評判と特徴を徹底分析【他社比較で手数料が安い】

インカムゲイン投資をするなら、狙うべき「配当貴族」と「配当王」!(まとめ)

景気後退のタイミングにおいては、インカムゲイン投資は、利益が安定するという点においておすすめです。アメリカは、株主を重視した経営を行っているため、減配等のリスクが小さいことから、米国株投資ではインカムゲイン投資を行っている人も多いです。

インカムゲイン投資をする対象として、1つ着目したいのが、連続増配銘柄です。連続増配するということは、今の利回りで収益を得ることができるのはもちろんですが、将来、増配した利回りで収益を得ることができるため、将来の利回りがさらに高くなることが期待できるのです。

特に、連続増配25年以上の銘柄を「配当貴族」、50年以上の銘柄を「配当王」とよびます。

配当貴族、配当王は、あわせると130銘柄もあります。なので、なかなか初心者が、どれがいいかを選ぶのは難しいかもしれません。そこでポイントとなるのが、連続増配年数に加えて、配当利回りや、セクターの観点で選ぶとよいでしょう。

配当利回りが低すぎたり、セクターが偏りすぎたりすると、将来得ることができるリターンが小さくなったり、景気循環のタイミングでキャピタルを毀損する可能性が出てきます。

まずは、自分が知っている銘柄から投資を始めてみるとよいでしょう。

※詳細記事はこちら
サクソバンク証券の米国株の評判と特徴を徹底分析【他社比較で手数料が安い】

【外国株と日本株取引】おすすめのネット証券会社はどこか?徹底比較してみた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です