★初心者の方向けにサクソバンク証券の海外株取引の口座開設の手順を解説しています。
以前、サクソバンク証券の概要や、サクソバンク証券のメリットについて紹介しました。
参考:サクソバンク証券の米国株の評判と特徴を徹底分析【他社比較で手数料が安い】
もともとFXの事業者だったサクソバンク証券は、2018年の9月から海外株の取引が可能になりました。
特徴としては、ヨーロッパ、アメリカ、中国で、トータル10000銘柄を超えるという、圧倒的な扱い銘柄の多さと、業界最安値の手数料、そして、CFD取引やレバレッジ取引への対応力でしょう。
特に、銘柄数の多さは特筆すべきものがあり、ここしばらく、リターンが高かった「TQQQ」や、「SOXL」などのプロ向けの銘柄も買うことができるというのがメリットです。
今回は、サクソバンク証券を使うときのデメリットや、取引の始め方について、解説したいと思います。
サクソバンク証券を使う際に知っておきたい、唯一のデメリットは?
メリットが多いサクソバンク証券ですが、唯一と言ってよい、デメリットがあります。
それは、特定口座に対応していないことです。
証券会社には、一般口座と特定口座の2種類があります。大きな違いは、源泉徴収に対応しているか、していないかになります。
もともと、株式投資で得た利益には、税金がかかります。現在は分離課税(給与所得等とは別対象としての課税)となっており、税率は20.315%です。(所得税15%+住民税5%+特別復興税0.315%)この税率は、キャピタルゲインだけでなく、配当金や分配金などのインカムゲインに対してもかかってきます。
特定口座であれば、証券会社が取引をまとめてくれて、最後に源泉徴収までしてくれるので、投資家は特に複雑な手続きをする必要がありません。
しかし、一般口座であれば、それぞれの取引を記録して、税務署で、税務申告を行う必要があります。
これが、非常に手間がかかるのです。実際、私も、できる限り特定口座をお勧めしていますし、他のサイトを見ても、サラリーマン投資家は特定口座が楽で便利、と勧めていることが多いでしょう。
それほどまでに、一般口座というのは、手間がかかるものなのです。
現在、サクソバンク証券は、特定口座には対応していません。
銘柄数の多さや、取引の多様性、手数料の安さ等、実務的なメリットをとるか、それとも手間の簡単さをとるかは、非常に悩ましいところです。
専業トレーダーであれば、税務処理も含めて、一般取引のほうがメリットは大きいかもしれませんが、サラリーマン投資家の場合、手間の楽さを選んでも、それはそれでよいと思います。
いずれにせよ、サクソバンク証券での特定口座開設が待たれますね。
追記:年内にも特定口座に対応する見通しのようです。
サクソバンク証券で取引をスタートするには?口座開設の手順
では、実際に、サクソバンク証券の取引までの流れを紹介しましょう。
サクソバンク証券は、外国株以外にも、FXもやっていますが、取引する口座は同じになります。
画面右上の、口座開設を押してスタートします。いきなりの口座開設が不安だという方は、デモ取引で、実際の取引の雰囲気を確かめることができます。
口座開設は3つのステップからなります。
1つ目は、基本事項の確認と同意からです。個人情報の提供に関する同意や、反社会的勢力でないことの確約、CFD取引やレバレッジ取引の注意点等について同意する必要があります。少しボリュームはありますが、ほかのFX事業者や証券会社と大きく変わるわけではないので、さらっと読み流して、問題がなければサインしてよいと思います。
2つ目のステップとして、基本情報を入力していきます。この際、キャンペーンコードがあれば、そのコードを入れると、特典を受けることが可能になります。
まずは名前、フリガナ、生年月日、性別等の基本項目を入れます。
続いて、自宅住所、郵便番号、職業、勤務先、勤務先住所、電話番号を入れます。これも普通の証券会社と、特に大きな違いはないですね。
続いて、優先連絡先、書類送付先、金融機関口座を入力します。
年収や取引経験など、リスク許容度を計る質問にもこたえていきます。
この「確認・設定内容」の最後に、取り扱い銘柄の選択という項目があります。ここで、「外国株口座」または、「アドバンス口座」を選べば、外国株取引が可能です。
次にインサイダー情報の確認があります。これもどこの証券会社でも同じですね。
最後に、米国居住者情報を入れれば完了です。
確認して、送信を行えば、口座開設の準備が整ったことになります。
これに加えて、本人確認書類を、アップロードまたは郵送で送付すれば、無事に口座を開設し、取引を行うことができます。基本的には、他の証券会社やFX事業者に比べて複雑ということもないので、取引ははじめやすいでしょう。
まとめ
サクソバンク証券は、メリットが多い証券会社ですが、唯一といっていいデメリットは、特定口座に対応していないことです。
特定口座が、源泉徴収まで証券会社が行ってくれるのに対し、一般口座の場合は、取引を記録し、税務申告をする必要があります。
これが非常に手間がかかるのが問題なのです。メリットをとるか、デメリットを避けるかは、最終的には個人の判断になりますが、サクソバンク証券には、1日も早く特定口座に対応してほしいものですね。
(年内にも特定口座に対応する見通し)
サクソバンク証券で取引を始めるには、右上の「口座開設」からスタートし、手続きを行う必要があります。特に他の証券会社と比べて複雑なこともないでしょう。キャンペーンなどをうまく利用して、お得に取引を始めてみてはいかがでしょうか。
※サクソバンク証券のメリット、手数料他社比較は以下の記事をご参照ください。
⇒サクソバンク証券の米国株の評判と特徴を徹底分析【他社比較で手数料が安い】
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