ハイリターンETF「SOXL」の株価の特徴と購入方法について

SOXXとSOXL比較

半導体セクターの3倍の動きを示す、ハイリターンETF:SOXL

以前、TQQQというETFを紹介しました。TQQQは、Nasdaqの上位100銘柄に連動する指数の3倍の値動きを目指す指数になります。

通常の3倍の値動きになるため、上昇局面ではリターンが強くなる半面、下落相場の局面では弱含みすることが多くなります。実際、ここ5年で5倍以上のリターンを出している反面、10月は単月でマイナス30%になるなど、ボラティリティの高い銘柄となっています。

プロ向きの銘柄であり、日本の大手証券会社では扱っておらず、日本で買うのであればサクソバンク証券を通じて買い付けを行うことができます。

TQQQの記事⇒ハイリスクハイリターンのETF「TQQQ」【特徴と購入方法について】

さて、今回紹介するのは、2013年~2017年で、TQQQより高いパフォーマンスを出した銘柄になります。

SOXLという、フィラデルフィア半導体セクター指数の3倍の動きを目指すETFになります。特徴や今後の動向などを解説しましょう。

SOXLとは?どういうETFなのか

まずは、SOXLが、どういった指数なのか紹介したいと思います。

上述したように、SOXLは、フィラデルフィア半導体セクター指数(SOX指数)の3倍の動きを目指すETFです。

フィラデルフィア半導体セクター指数とは、その名の通り、設計から製造、流通、販売まで、半導体を手掛ける企業の株式で構成される指数で、半導体セクターの景況感を計るのに最もよく使われる指数になります。

AMD(アプライドマテリアルズ)や、エヌビディア、クアルコム、ブロードコム、インテルなど、全30銘柄から構成されている指数になります。

SOXLは、これらの企業の動きの3倍を目指す、レバレッジドETFになります。同様に、SOX指数を目指すETFとしては、SOXXがあります。こちらはレバレッジはかかっていません。

SOXLの経費率は0.95%と、やや高めとなっていますが、レバレッジドETFの中では、標準的だといえるでしょう。

また、SOXLは、日本の大手証券会社は、現在取り扱いしていません。現在、日本で買えるのは、TQQQ同様、サクソバンク証券のみとなります。

SOXLの構成銘柄を見てみましょう。SOXLの構成銘柄は以下の通りです。

 

SOXL構成銘柄
(出所:Bloomeberg )

上位銘柄は、ゴールドマンサックスが運営しているファンドになっています。

もちろんこの上位2つは、SOX指数の銘柄ではありません。3倍の動きを目指す以上、こういった銘柄が入ることはまれにあります。3位以下は、ブロードコム、インテルなど、大手半導体企業が名を連ねています。

しかし、割合はSOXXに比べて小さくなっています。参考までに、SOXXの構成銘柄を見てみましょう。

SOXX構成銘柄
(出所:Bloomberg )

SOXXと比べてみると、SOXLのアクティブさがよく理解できると思います。

3倍の動きを目指すため、運用側も、さまざまな英知をこらして組み入れ銘柄、組み入れ比率を決めるのです。

SOXLは、どれくらいのリターンが期待できる?

では、次に、SOXLのリターンを見てみましょう。

まずは5年チャートを見てみましょう。

SOXLチャート
(出所:Bloomeberg SOXL5年チャート)

本ETFは2011年に出来たETFなのですが、2016年以降価格が急上昇しています。

今年のはじめには、195ドルをマークするなど、ここ5年で10倍以上の上昇を見せました。現在は106ドル前後ですが、それでもここ5年で7倍超の成長をみせています。

参考までに、SOXXとも比較してみましょう。

SOXXチャート
(出所:Bloomeberg SOXX5年チャート)

オレンジがSOXL、青がSOXXになります。SOXXもここ5年で1.5倍になっているのですが、上昇率で見ると圧倒的ですね。

年度ごとの上昇率は下記の通りです。

SOXL株価騰落率(※2010年の騰落率は上場日~年末、2018年の価格、騰落率は11月9日現在)

2013年、2016年、2017年と、3回も1年で倍以上になっています。

このETFができて以来、半導体需要が高く、いかにこのセクターの景気が良かったかが理解できるでしょう。

そして、本ETFには、分配金があります。直近では、配当利回り1.7%、一株あたり0.452ドルの分配金が出ています。値上がりを狙うのと同時に、インカムゲインも期待できるETFなのです。

しかし、もちろん、いいニュースばかりではありません。

前回もいったように、レバレッジドETFは、ボラティリティの高さが特徴です。

いいときはいいのですが、悪いときは急落します。参考までに、ここ1年のチャートを、SOXXと比較してみましょう。

SOXXとSOXL比較

御覧のように、過去1年では、SOXXが-5.56%と踏ん張っているのに対し、-32.28%と大きな下げを見せています。

チャートを見てもわかるように、上がり幅も大きいのですが、下がり幅も大きいのがレバレッジドETFの特徴です。特にこの10月の荒れた相場の中で、大きく下げている状況になります。

SOXLの購入方法 取扱証券会社

SOXLの購入方法ですが、マネックス証券の口座で取り扱っています。

SOXLマネックス取扱
(マネックス証券公式サイトより抜粋)

SOXLといったコアな海外ETFでも米国株に強みを持つマネックス証券は取扱っています。

マネックス証券では、新規に取扱希望銘柄も募集していますので、他にもTQQ等、コアな銘柄をリクエストすると取扱を開始してくれるかもしれませんよ。

マネックス証券でSOXLをトレードする

ハイリターンETF:SOXL まとめ

SOXLは、フィラデルフィア半導体セクター指数(SOX指数)の3倍の動きを目指すETFになります。半導体セクターの好調を受けて、2013-2017年のリターンが、アメリカETFで最も大きいものとなりました。

実際、ここ5年で見ても、ピークで10倍以上、現在の指数であっても7倍以上と、高いリターンが魅力です。

現在は10月の相場もあり、過去1年で-30%と大きくマイナスしていますが、リターンが高いのは魅力的ですね。半導体の景況が回復してみたら、トライしてみてもよいかもしれません。

次はTTTについて取り上げてみました。
債券のベアETF「TTT」の株価の特徴と購入方法について

他の海外ETF情報

1 Comment

きゃぷてん

SOXLに関しては日本語で解説しているページがあまりないのでとても参考になりましたよ
2019年11月現在ではSOXLのportfolioもずいぶん変わっているのでアップデートの記事も期待しております
(SOXLのヘビーホルダーより)

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です